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萩原みのり×二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』公開へ 萩原「役者で生きていく、という決意の作品」

2019年07月26日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『お嬢ちゃん』(c)ENBUゼミナール

 『枝葉のこと』の二ノ宮隆太郎が監督を務め、萩原みのりが主演する映画『お嬢ちゃん』が、9月28日より新宿K’s cinemaにて公開されることが決定した。


参考:萩原みのり×久保田紗友×菊地健雄『ハローグッバイ』鼎談 「友達とは何か」


 本作は、ロカルノ国際映画祭ほか世界各国の映画祭で高く評価された、自身が主演した自叙伝とも言うべき『枝葉のこと』を手がけた二ノ宮監督が、自身は出演せず、ある若い女性 の生きざまをスクリーンに焼き付けた作品。神奈川県鎌倉市で暮らす21歳のみのりは、観光客が立ち寄る小さな甘味処でアルバイトをして生活している。一見普通の女性に見えるが、どこか違う。普通って何なのか。みのりは他の女性と何が違うのか。みのりは何を考えて生きているのか。夏の鎌倉に住む、一人の若い女性の生き方を描き出す。


 主人公のみのりを演じるのは、『ハローグッバイ』(2017年)や『転がるビー玉』(2019年公開予定)などの萩原。常に苛立ちを隠せず、しかし心の奥底に優しさを秘めた類まれな役どころを体現する。


 あわせてメインビジュアルと場面写真も公開。メインビジュアルでは、鎌倉の海辺で夏の日差しを浴びて立つ主人公みのりが、強い面持ちで彼方をみつめる表情が採用され、「どいつも、こいつも、くだらない」というコピーが添えられている。


【萩原みのり コメント】
二ノ宮監督からこの作品で主演をやってほしいと声をかけていただいたときの私は、いろんな薄っぺらさに嫌気がさして、周りのことも自分のことも大嫌いで、役者を辞めることばかり考えていました。
この作品は私の、役者を続ける、役者で生きていく、という決意の作品でもあります。撮影から一年が経ち、やっと皆様にお届けできるということで、とてもドキドキしています。沢山の人の心に届くような作品ではないかもしれません。ですが、しっかりと、劇場で見届けてもらえると嬉しいです。


【二ノ宮隆太郎監督 コメント】
監督しました二ノ宮隆太郎と申します。上映時間、130分間の大半はくだらないかもしれません。
ですが、絶対にくだらなくない、一人の若い女性の人生への思いは映っていると思います。
初めて女性を主人公にした作品を作りました。女優、萩原みのりの魅力を映画で表現したかったからです。
自分が監督するしか作れない映画は作れたと思っています。
ぜひ観ていただけたら幸いです。


(リアルサウンド編集部)