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加藤浩次、「カジサックの部屋」で岡村隆史を語る 「とんでもなく格好いいと思う」

2019年07月26日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 キングコングの梶原雄太(カジサック)が7月20日、自身の運営するYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」に動画を投稿。その中で、ゲスト出演した極楽とんぼ・加藤浩次がバラエティ番組『めちゃ2イケてるッ!』(以下、『めちゃイケ』についてのエピソードを披露した。


(参考:カジサック、宮迫博之への感謝を語りコラボ動画を再び公開 「もう『謹慎』ではないので」


 1996年10月から2018年3月まで放送されていた『めちゃイケ』(フジテレビ系)。加藤曰く、同番組はスタート当初、「ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)とよゐこ(濱口優・有野晋哉)の番組だった」らしく、極楽とんぼの出番はごく限られたものだったという。そんな現状だったため、「何かしなければ」と焦燥感に駆られていた加藤は、相方の山本圭壱と共に台本を無視した暴走を繰り返し、その都度、番組総監督の片岡飛鳥から怒られていたとのこと。こうした加藤と山本の気持ちを汲んで、片岡から「ちゃんとお前らのコントを作ってやるから」と言われてから、少しずつ出番が増えていったようだ。


 その後、カジサックから「加藤さんの口から岡村さんの話も聞きたい」と言われ、「やっぱりめちゃイケって岡村さんじゃないですか」と話題を振られると、加藤は「当たり前」と即答。「岡村がいなかったら絶対成立しないし、あいつが輝いてるっていうのがめちゃイケだからね」と、岡村への想いを吐露した。


 「とはいえ、さっきの話じゃないですけど、加藤さんも若い時は、『なんでもっと俺ら出れねーんだとか、なんで岡村さんばっかりなんだっていう気持ちになってたと思うんですけど、どこからこの番組は『岡村隆史の番組だ』っていう気持ちになったんですか?」と疑問をぶつける梶原。これに対して加藤は「若い時はそう思っていたかも」と首肯しつつ、岡村の仕事に対する姿勢に感化されたことを明かした。


 かつて荒くれていた頃の加藤は、徹夜で遊んで二日酔いの状態で現場へ行くことが頻繁にあったようで、「『それが芸人だ』みたいな間違った感覚をもっていた」と述懐。「で、現場に行くじゃない。必ず一生懸命な岡村がいるのね。何に対しても。素直に正直に一生懸命ボケてる、一生懸命なんか笑いを探そうとしている。それを見て、なんだよみたいなのも最初はあったけど、行くたんびに、毎回一生懸命。もう100%頑張ってるアイツを見てきたら、おーって。ヤベーと思うよ! 俺、このままじゃダメだって」と当時の心境を振り返った。


 「そこから変わりだした」と言う加藤は、「ほんとに仕事に対して真摯に。適当でいいとか適当のほうが面白いとかそういうのがどんどんなくなっていった。もう一生懸命、俺もやらなきゃいけないって思った」と意識がガラリと変化したことを告白。そして、「アイツは10年、20年やっても変わらなかった。これはとんでもなく格好いいことだと思う」と、改めて、ブレることない岡村の仕事への誠実さを絶賛していた。


(こじへい)