エアトリは7月22日、「夏休みの自動車トラブル」の調査結果を発表した。調査は今年7月にインターネットで実施し20代~70代の男女772人から回答を得た。
運転頻度は「週2~3回以上」(59.7%)が最も多く、次いで「月に1回以下」(14.1%)、「週に1回」(10%)、「全く運転しない」(9.6%)、「月に2・3回」(6.6%)となり、頻繁に運転する人とほとんど運転しない人で大きく二つに分かれた。
運転に自信がある人のほうが事故を起こしている率が高い
運転をする人に、運転に自信があるかどうか聞くと、「普通」(51.3%)が最多で、以降、「ややある」(23.4%)、「非常にある」(11.5%)、「あまりない」(9.9%)、「全くない」(4%)という結果だった。3人に1人は「自信がある」ということのようだ。
運転する人に過去、運転中に自動車事故を起こした、または巻き込まれたことはあるか、と聞くと、「事故を起こした」割合は運転に「自信がある」人という人では56.8%だったのに対して、「自信がない」人では37.1%という結果だった。
「事故に巻き込まれた」割合は運転に「自信がある」人では53.9%、「自信がない」人では37.1%だった。運転に自信がある人の方が事故を起こしたり、巻き込まれたりしている割合が高かった。
土日祝日などの休日に「事故を起こした」「巻き込まれたことがある」と回答した人に、運転に自信はあるか聞くと、「非常にある」「ややある」人は41.5%だった一方で、自信が「あまりない」「全くない」人は10.8%と30ポイント以上低い結果となった。
事故を起こした、巻き込まれた経験がある人に、事故を起こした、巻き込まれた場所を聞いてみた。事故に遭遇した場所を「お休み」と「全日」に分けて、聞いたところ、「高速道路」(全日:10.3%、お休み:14.8%)と「自宅以外の駐車場」(全日:13.2%、お休み:18.2%)の項目において、差が顕著だった。
高速道路での事故経験では、
「中央道で大雨に遭いハイドロプレーニングになりハンドルが効かず側壁に接触」(70代・男性)
「前を走っていた車が高速道路で急停止したので、急ブレーキを踏んだが、後続車が追突してきた」(60代・男性)
といったコメントが寄せられた。
自宅以外の駐車場での事故経験については、「駐車場で走行中に駐車位置から出るためにバックで出てきた車にあてられた」(50代・男性)という体験談が挙がった。
イラッとしたら「憐れみの感覚を持ち、関わらないでおこうと決意する」
9割の人が「他の車の運転にイラっとしたことがある」と回答した。「運転中に他の人から被った迷惑」を聞くと、「急な車線変更、割り込み」(69.9%)が最も多く、以降、「ゆっくりすぎる運転」(58.5%)、「煽り運転」(43.4%)、「違法・ルール違反の駐車」(43.3%)、「窓からのポイ捨て」(40.7%)という結果だった。
重大な事故につながる可能性が高い、「急な車線変更、割り込み」や「煽り運転」については、前もってその様な場面に遭遇したケースの対応を想定しておくことが大切だ。
夏休みに運転をする人に対してのアドバイスとして、
「対抗意識を持たず、何かあったときには深呼吸を3回ゆっくりとして、残念な人なのだと、憐れみの感覚を持ち、関わらないでおこうと決意する」(50代・男性)
という声が寄せられていた。