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瀬戸康史が華麗な肉体美とアクションを披露 『ルパンの娘』和馬の一点の汚れもない真面目さ

2019年07月26日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)フジテレビ

 いよいよ登場人物が交差しあい、華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)の関係にも変化が現れて来た。クセの強い両家族が和解することはあるのだろうか。『ルパンの娘』(フジテレビ系)第3話では華と和馬の母・美佐子(マルシア)の関係が進展した。


【写真】アクションシーン


 和馬の母は華を家に招き入れたが、華から証拠を得て鑑識に回そうと企んでいた。それに気がついた和馬は母を罵倒し、華を守る。家に招かれたことで、結婚を許されたと思っていた華だったが、事実を知り落胆する。そしていよいよ和馬に別れを切り出すのであった。


 しかし和馬は華の言い分を聞き入れず、自分が捜査一課になれば結婚は認めてもらえると華に話した。それを知った華は、祖母のマツ(どんぐり)と和馬の出世を応援するべく”泥棒ホイホイ”という作戦を企てる。


 第3話では和馬がめざましい活躍を見せた。今までは気絶しているか、華を口説いていた和馬であったが、3話では華麗な肉体美を披露し敵と戦うシーンも。さらに家族旅行の見送りでは珍しく私服姿を見せるなど、今まで見られなかった和馬の一面を知る機会となった。瀬戸は本作での役作りのために体を鍛え、体重を10キロ増量。その見事な肉体は素振りのシーンだけでなく、シャワーシーンでも魅力を発揮し、華だけでなく視聴者をも虜にした。優しい眼差しと声で華を勇気付ける和馬だが、今回は男らしい一面が多く見られ、尊(渡部篤郎)にも認めてもらえるまでになった。


 涙ボクロにアヒル口、可愛らしい顔立ちと、瀬戸の人気に火がついたミュージカル『テニスの王子様』で演じた役のイメージもあって、天真爛漫な男性である印象が強い瀬戸だが、本作では真面目一徹な刑事を熱演する。可愛らしさは残しつつも、華をリードし引っ張っていきたいという男らしさもあり、まさに瀬戸にぴったりな実直な役柄だと感じる。


 瀬戸の演じる和馬は、まっすぐさとピュアさからディズニー映画の王子様のように曇りがない。和馬のその一点の汚れもない真面目さこそ、泥棒一家の三雲家とコントラストになり、より作品を引き立てている。三雲家は悦子(小沢真珠)も尊も妖艶で色っぽいゆえ、ピュアさとは対極にある。小沢や渡部が持つ雰囲気をさらに盛り上げるためにも、瀬戸のまとう王子様のようなイメージは作品にとって非常に重要だ。


 予告では和馬にお見合いの話があがる。岸井ゆきの演じる見合い相手が現れ、華にとっては恋のライバル出現となってしまった。瀬戸と岸井は朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)で夫婦役を演じた仲。第3話のラストでは和馬の母から結婚を認めてもらった華だが、また波乱の幕開けである。


(Nana Numoto)