ヘルメット製造を手がけるオーストラリアのスタートアップForciteが、ドライブレコーダー機能付きの二輪用スマートヘルメット「MK1」を発表した。
事故などに備えた記録だけでなく、走りをライブストリーミング配信したりするのにも使える。加えて、内蔵スピーカーで音楽を聴いたり、マイクも使えば通話もできる。
・5時間録画MK1はフルフェイスのヘルメットで、装着した時に顎のあたりの外側にソニー製のレンズを搭載している。1080p/30fpsで撮影でき、画角は166度とかなりワイドなので前方の様子を広範に撮影できる。
ビデオはSDXCカードに連続5時間分を録画でき、Wi-Fiで接続するスマホに送信することも可能だ。このカメラの主要な使用法はドライブレコーダーだが、自分の走りや周囲の風景を友達にライブストリーミング配信するのにも使える。
・ナビ音声案内にもそのほか、ヘルメットにはスピーカーとマイクも搭載されている。スマホに入っている音楽を聞いたり、双方向で通話したりすることができる。ツーリングでナビゲーションの音声案内を聞くという使い方もありだろう。
またユニークなのが、VOIPシステムを使ってこのヘルメットのユーザー同士で会話ができる点。ツーリング中に仲間と走りながら会話ができるわけだ。ただし、利用可能なレンジは明らかになっていない。
あらゆる操作はハンドルバーにつけるコントローラーでできるようになっている。ヘルメットのバッテリー容量は1400mAhで、5時間使用可能とのこと。
価格は、最初の1000ユニットが1599豪ドル(約12万円)。すでにサイトでプレオーダーの受付が始まっていて、発送は今年12月が予定されている。
Forcite
(文・Mizoguchi)