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三浦春馬が逃げて、逃げて、逃げ続ける! 『TWO WEEKS』で描かれた「8年前」の出来事

2019年07月24日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『TWO WEEKS』(c)カンテレ

 7月23日に放送された火曜ドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)第2話では、「8年前」の出来事を通じて結城(三浦春馬)と楓(芳根京子)、柴崎(高嶋政伸)らの関係が明らかとなり、息つく暇もない逃亡劇と猛スピードな展開が繰り広げられた。


【写真】磯村勇斗演じる謎の男・灰谷


 前週に放送された第1話で、結城は殺人の濡れ衣を着せられて逮捕された。結城には、8年前に別れた女性・すみれ(比嘉愛未)との間にはな(稲垣来泉)という娘がいる。白血病を患う娘のドナーとして、2週間後に骨髄移植手術を控えている結城は護送車が事故にあった直後に脱走した。第2話では、警察に何度追い詰められようとも必死に逃げ続ける結城の姿が描かれた。


 特に、結城がビルの屋上に追い込まれたシーンでは驚いた視聴者も多いことだろう。決死の覚悟でビルからビルへと飛び移った結城だが、手をすべらせて階下へと落ちてしまう。しかしビルの間に張られていたネットとゴミのおかげで命拾いをした結城。三浦の華麗なアクションと共に描かれる怒涛の展開にSNS上では「ハラハラする」「スリリングだ」と話題に。起き上がった結城が一言目に発した「映画かよ」という台詞も面白い。


 手に汗握る逃亡劇の合間で描かれる「8年前」の出来事にも注目だ。


 まず、すみれと交際していた頃の結城の台詞に驚く。結城は「子供ができたなんて、そんな奇跡みたいなこと」とすみれに話す。その声色からは、第1話で「子供を堕ろせ」と冷たく言い放った結城の姿は微塵も感じられない。すみれに「もう誰かを傷つけるようなことはしないで」と言われた結城は「約束する。この子に恥じない父親になる」と穏やかな表情ですみれを見つめていた。


 しかし次の回想シーンで、結城はすみれを守るために別れを選んだことが明らかとなる。柴崎、間宮(久保田悠来)、久留(池田鉄洋)が乗る車の中に結城の姿が。「俺が身代わりに刑務所に入れば、すみれには手出さないんですよね」と話す結城。結城は罪をかぶって刑務所に入った。


 また、同じく柴崎を追う楓の回想シーンで、8年前の楓が結城を見て「その人じゃないんです!」と叫んでいた。楓は、結城が8年前の法廷で嘘をついたことに気づいており、「今回もきっと、裏に何かある」と話す。今後、楓は結城の無実を証明する重要な役割を担うことになるだろう。


 またドラマ終盤、磯村勇斗演じる謎の男・灰谷も登場。磯村は、2019年4月から放送されていたドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)で「ジルベール似の美少年」井上航役で話題を呼んだ。全身黒づくめの灰谷は、鋭い眼光を見せつける。結城の窮地を救うも、結城にナイフを向ける灰谷からは殺気が感じられる。磯村の初登場シーンは視聴者に強烈な印象を残した。


 次週、結城は倍賞美津子演じる老女の家にたどり着くようだ。結城が逃亡犯だと気づき、怯える様子を見せる老女だが、彼女もまた結城の逃亡を手助けする鍵となるのだろうか。


(片山香帆)