DTMドイツ・ツーリングカー選手権を運営するITR e.Vは“シリーズ誕生の地”と位置づけるベルギーのゾルダー・サーキットとの契約を延長。2020年シーズンもシリーズ戦を開催すると明らかにした。
ゾルダーは1984年3月11日にDTM第1戦が開催された地。それ以降これまでに計24回のレースが開催されており、ドイツ国外でもっともDTMシリーズ戦が開催されたサーキットとなっている。
2019年シーズンは第2大会が開催され、レース1はフィリップ・エンゲ(BMW M4 DTM)が、レース2はレネ・ラスト(アウディRS5 DTM)が、それぞれ勝利を掴んでいる。
ITRのマネージングディレクター、アヒム・コストロンは「今年のゾルダー復活開催は、成功裏に終わった」と述べている。
「DTMにとって、ゾルダーは我々のDNAを体現しているようなレーストラックであり、歴史も深い地だ。5月の第2大会も素晴らしいレースが繰り広げられた」
「またゾルダーのプロモーターも素晴らしい働きをしてくれた。今年の成功を礎に協力関係を維持できることに、心から興奮しているよ」
ゾルダー・サーキット側も「世界でもっとも優れたモータースポーツシリーズのひとつであるDTMとのコラボレーションを継続できることを誇りに思う。DTMとの協力関係によって今年5月に開催されたレースは、ゾルダー・サーキットが世界レベルへとステップアップするための重要な一歩だった」と述べている。
2020年のDTM開催スケジュールについては、後日改めてアナウンスされる予定。なおシリーズはゾルダーのほか、ニュルブルクリンク、アッセンとも、すでに2020年開催契約を交わしている。