メルセデスは、今週末のF1第11戦ドイツGPにおいて、モータースポーツ発祥125周年を祝う特別なカラーリングを施したマシンを走らせる。125年前のこの日、まさに最初の自動車レースが行われた。ドライバーたちは1894年7月22日に、パリからルーアンまでの公道でレースをしたのだ。
この節目のイベントに歴史的な関係があるメルセデスは、ドイツGPでモータースポーツの起源を祝うが、メルセデスにとって今回のドイツGPは200戦目のグランプリ出場でもある。
「ホッケンハイムは我々の世界的な拠点であるシュトゥットガルトに近い。だからパドックやグランドスタンドに、メルセデスファミリーのメンバーたちが大勢集まるのが楽しみだ」とチーム代表のトト・ウォルフは語った。
「今年のレースは非常に特別なイベントになる。我々はドイツGPのタイトルスポンサーであり、またこれはF1におけるメルセデスの200戦目のレースとなるのだ」
「ホッケンハイムでは、モータースポーツ発祥125周年という素晴らしい節目も祝う」
「1894年、世界で初めてパリからルーアンまでの自動車レースが行われた。優勝した自動車が積んでいたエンジンは、ゴットリープ・ダイムラーの設計を元に製造されたものだ」
「それは今日まで続く偉大なモータースポーツの伝統の始まりだった。我々はこの歴史における次の章を書くことを非常に誇りに思う」
「伝統に敬意を表するために、記念カラーリングを施したマシンを走らせる予定だ」
その一方でウォルフは、コース外の記念行事が、シルバーストンから続くメルセデスの勢いを阻むことはないと主張している。
「コース外で多くのことが行われるが、コース上でのパフォーマンスを最も重視していることに変わりはない」
「天気予報によると気温は高くなるようだ。オーストリアでは高い気温に非常に苦しめられたから、慎重にならなければならない」
「シュピールベルクのように、ホッケンハイムも比較的短いコースであり、他のチームとの差が狭まることになる。我々は謙虚さを維持し、可能な限り最高の結果を達成するために懸命に取り組んでいく」