7月23日、横浜ゴムは8月10~16日に開催されるアジアクロスカントリーラリー2019において、同イベントに参戦する青木拓磨をサポートすることを発表。青木がドライブするトヨタ・フォーチュナー向けに、SUV・ピックアップトラック用タイヤ『ジオランダーM/T G003』を供給する。
青木は元ロードレース世界選手権(WGP、現MotoGP)ライダーで、1998年のテスト中の事故によって半身不随となった現在は、四輪ドライバーとしてフランスの耐久レースVdeV(ベドゥベ)選手権など海外シリーズを中心に活動中。2019年には世界三大レースのひとつでWEC世界耐久選手権の最終戦として行われるル・マン24時間レースにも出場予定だ。
そんな青木は2007年から11年連続でアジアクロスカントリーラリーに参戦した経歴を持つ。11年連続でアジア各国の山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなどを舞台に毎年8月に開催されている、この過酷なクロスカントリーラリーに挑み2011年大会ではジオランダーを装着したマシンで総合3位を獲得した。
青木へのタイヤ供給を発表したヨコハマも、2001年から2011年まで11年連続で大会協賛を務めたほか、2011年に同社製タイヤ装着車が総合2位、3位に。さらに翌2012年にも総合2位に入るなど多くの実績を残している。
また、供給が発表されたジオランダーM/T G003は近年のオフロードシリーズでも活躍しており、昨年グアムで行われたスプリント耐久オフロードレース、APLスモーキン・ホイールズ2018では装着マシンが優勝。その優れた性能が実証されている。
ともに確かな実績と多くの経験を持つ青木とヨコハマが挑むアジアクロスカントリーラリー2019は8月10日、タイのパタヤをスタートし8月16日にミャンマーのネピドーでフィニッシュを迎える。ラリーの総走行距離は約2200kmだ。