リスクモンスターは7月22日、「第7回金持ち企業ランキング」の結果を発表した。調査は6月17日時点で開示されている2018年4月期決算以降の最新決算に基づき、金融機関、IFRS適用企業を除く決算短信提出企業2876社を対象に行なった。
1位は「東芝」(NetCash 9777億円)で、前回2813位から大幅にランクアップした。調査元は「経営再建の一環として有力事業(子会社)を他社に売却し、多額のCashを獲得したことによりランクインしたものと考えられます」とコメントしている。
※NetCash=現預金-(短期借入金+長期借入金+社債+1年以内返済の長期借入金+1年以内償還の社債+割引手形)
10位「大正製薬」、17位「バンダイナムコ」は前回から大幅ランクアップ
2位以降は「任天堂」(同8445億円)、「信越化学工業」(同8120億円)、「SUBARU」(同7313億円)、「ファナック」(同6071億円)、「SMC」(同5123億円)、「キーエンス」(同4682億円)、「日本航空」(同3251億円)、「セコム」(同2944億円)、「大正製薬ホールディングス」(同2825億円)が上位10位に入った。
上位20社には、加えて「三菱自動車工業」(同2722億円)、「オリエンタルランド」(同2691億円)、「小糸製作所」(2553億円)、「大成建設」(同2503億円)、「シマノ」(2418億円)、「バンダイナムコホールディングス」(同2138億円)、「セブン&アイ・ホールディングス」(同2093億円)、「アルフレッサホールディングス」(同2045億円)が入る。
上位20社にランクインしている業種としては、輸送用機械器具製造業が3社(SUBARU、三菱自動車工業、シマノ)、その他製造業が10社(東芝、任天堂、信越化学工業、ファナック、SMC、キーエンス、大正製薬ホールディングス、ローム、小糸製作所、バンダイナムコホールディングス)ランクインし、上位20社中13社が製造業となった。
また10位の「大正製薬ホールディングス」は前回22位から、17位「バンダイナムコホールディングス」は前回28位から大きくランクを上げている。しかし、その他は上位の顔ぶれに大きな変化は見受けられなかった。