スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、8月3~4日に富士スピードウェイで開催する2019年シーズン第5戦富士500マイルにおけるモラルハザード適用ドライバーを発表した。シンティアム・アップル・ロータスをドライブする加藤寛規が公式練習への参加を禁止されている。
GTアソシエイションは、「スーパーGTのレースを観戦していただいているすべてのファンの皆様に、質の高いレースをご提供するために、またすべてのレースの規範となるスポーツマンシップを構築し、モータースポーツの安全性を高めるため」GTAドライビング・モラルハザード防止制度を策定している。
この制度はスーパーGTのシリーズ全戦および公式テストで適用され、このガイドラインから逸脱したドライバーにはペナルティポイントを付与。これが累積するとセッションやレースへの参加制限が課される。
今回、このモラルハザードが適用された加藤は第2戦富士でカルソニック IMPUL GT-Rと接触したことでペナルティポイント3点を与えられていた。
そして、タイ・ブリーラムで行われた第4戦でも3点のペナルティポイントが課され、累計ポイントが6点以上に。その結果、第5戦富士の公式練習への参加が終日禁止されることとなった。
このためロータスは、予選日(8月3日)に行われる公式練習を高橋一穂、濱口弘のふたりで走ることになる。