ウイリアムズF1チームは2021年以降のメルセデスとのエンジン契約を確保することを望んでいると、チーム副代表であるクレア・ウイリアムズは語った。現在、メルセデスと生産的な話し合いが進んでいるという。
ウイリアムズがエンジンサプライヤーをルノーに変更する可能性があるのではないかという憶測が最近のF1パドックで流れており、チームはルノーとの協議をスタートしたとも噂されていた。
ウイリアムズとルノーは、過去には実り多きパートナーシップを結んでいた。ウイリアムズ・ルノーは1992年から1997年の間に5回のコンストラクターズタイトル獲得を成し遂げ、F1においてフェラーリとマクラーレンに次いで3番目に成功したチームにのし上がったのだ。
しかしながら、クレア・ウイリアムズは元パートナーのルノーとの契約という噂を否定し、現在契約中であるメルセデスと前向きに話し合いを進めていると主張した。
「現時点でウイリアムズについてのたくさんの憶測が飛び交っていることは分かっています」とウイリアムズは認めた。
「ですが、ご想像のとおり私たちはメルセデスと協議を進めています。話し合いは順調に進んでおり、2021年からの新たな契約を締結させることができると期待しています」
「メルセデスは素晴らしいパートナーであり、とても協力的です。(メルセデスF1チーム代表の)トト(・ウォルフ)が彼のF1キャリアをウイリアムズでスタートさせたことは誰もが知っていることです」
「そうしたことから、私たちは彼と素晴らしい関係にありますし、これからもこの関係を継続していきたいと考えています」
「なぜ人々が私たちの将来やエンジンパートナー候補について推測しているのかは分かりません。おそらく今週はニュースがあまりないというだけのことでしょう」とウイリアムズは付け加えた。
「でも今、ニュースができました。私がこのことを言えば記事になることは分かっています。私たちはルノーとは以前、素晴らしい歴史をともにしてきました。でも私たちの未来はメルセデスとともにあるのです」