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貪欲さ、ワチャワチャ感、高いアイドル性……関西からトップを目指すなにわ男子の3つの魅力

2019年07月22日 07:01  リアルサウンド

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 ドラマ、バラエティ、コンサート、舞台……。「ジャニーズJr.黄金期」と呼ばれた90年代に負けず劣らず、活発な活躍を見せているジャニーズJr.たち。そんな彼らの中から、これまでSixTONES、Snow Man、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年とそれぞれの魅力をまとめてきた。今回は関西ジャニーズJr.を牽引する、なにわ男子に注目してみたい。


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 なにわ男子は西畑大吾、大西流星、道枝駿佑、高橋恭平、長尾謙杜、藤原丈一郎、大橋和也からなる7人組ジャニーズJr.グループ。2018年に関西ジャニーズJr.4年ぶりの新ユニットとして誕生し、ライブツアー『Fall in LOVE ~秋に関ジュに恋しちゃいなよ~』でお披露目となった。その後、関ジャニ∞の大倉忠義と横山裕がプロデューサーとしてサポートしつつ、関西ジャニーズJr.のコンサートや、Snow Man、Travis Japanと共に『ジャニーズ IsLAND Festival』に出演。関西テレビではすでに冠番組『なにわ男子のNANIWA-NANDEMO』(カンテレ)も持っており、『キャスト』(朝日放送)では水曜レギュラーも務める。さらに、8月からは舞台『少年たち 青春の光に・・・』にメイン出演することも決定済みだ。また、藤原と大橋はバーチャルアイドル・海堂飛鳥、苺谷星空の“中の人”としても知名度を上げてきている。まさに、彼らは関西ジャニーズJr.が活躍する道を切り拓いている存在と言える。そんななにわ男子をより知るための3つのポイントを考えてみたい。


■がむしゃらな貪欲さ
 東京のジャニーズJr.たちに比べて、どうしてもテレビ出演の機会が少ないなにわ男子。だからこそチャンスをものにするため、機会があればこれでもかというほどがむしゃらかつ貪欲に爪痕を残そうとする。しかも、屈託なく素直に「テレビに映りたい」、「爪痕を残したい」と言ってしまう彼らに可愛らしさすら感じる。例えば、2019年2月3日に『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した時のこと。登場直後から全力で盛り上げに徹するなにわ男子のメンバーたち。なにわ男子というユニット名について司会の東野幸治に突っ込まれると、長尾は「良いように考えると覚えやすいんで!」と返答。一緒に出演していた関ジャニ∞・横山裕からは「こいつら今、爪痕残そうとしてる」と言われてしまう。それに対し「止めてください!」と言いつつも、その通りと言わんばかりに笑顔で拍手するメンバーも。さらに、密着VTR中もカメラに映ろうと猛アピール。西畑も「映ったもん勝ちですから!」と素直にコメントしていた。こうした彼らの必死さを見ているとついつい応援したくなってしまう。ぜひ全国放送のテレビ番組に彼らが出演する際はチェックしてみてほしい。


■ジャニーズグループの真骨頂、ワチャワチャ感
 もはや「ワチャワチャ感」という言葉は死語のような気もするが、あえて使いたくなるほどなにわ男子のトークは賑やかで笑いに溢れている。ジャニーズJr.公式エンタメサイト『ISLAND TV』で配信されている動画をチェックしてみよう。例えば、2019年5月23日にアップされている「グッズTシャツ作り」の動画。簡単に言ってしまえば『ジャニーズ IsLAND Festival』のグッズTシャツのデザインを決めているだけなのだが、終始笑いに溢れている。誰かが発言すれば、他のメンバーが被せてボケる。それに対してツッコミが入る。そのスタイルが一貫しているのである。しかも関西ノリと関西弁を駆使する彼らは、とにかくテンポが良い。これこそ関西出身の強みだろう。メンバー同士楽しそうにワチャワチャしながらボケてツッコミを入れている彼らを見ると、ほっこりした気持ちになれるのだ。


■パフォーマンス時の高いアイドル性
 「関西出身」という部分にフォーカスが当たりがちななにわ男子。だが、パフォーマンス時のキラキラ感にももっと注目してもらいたい。2019年4月1日放送の『HEY!HEY!NEO』(フジテレビ系)に出演したときのこと。関ジャニ∞の「無責任ヒーロー」とオリジナル曲「ダイヤモンドスマイル」のパフォーマンスを披露したのだが、その中でも特に「ダイヤモンドスマイル」では彼らのキラキラ感が存分に味わえるパフォーマンスを見ることができた。ジャニーズらしいダンスとキラースマイルを披露しつつ、カメラアピールも忘れない。パフォーマンス後にはMCのダウンタウン、関ジャニ∞・大倉、横山とトークを繰り広げたが、その部分とのギャップも味わえる。笑いだけではない、彼らのアイドル性も味わってみてはいかがだろうか。


 なにわ男子を例えるなら、「一粒で四度美味しいアイドル」ではないだろうか。面白さも、かっこよさも、可愛らしさも、ひたむきさも持ち合わせているグループだ。この先、テレビに出演していく機会も増えていくだろう。いつまでもそのピュアさとがむしゃらさを武器に、成長していってほしい。(高橋梓)