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東京五輪の時「人気が出ていそうな街ランキング」2位品川、3位東京 品川はすでにマンション価格が高騰

2019年07月20日 09:40  キャリコネニュース

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2020年の東京オリンピック開催に向け、再開発が進行している東京。リクルート住まいカンパニーは7月16日、「2020年の東京オリンピックの時人気が出ていそうな街ランキング」の調査結果を発表した。

調査は2018年12月から2019年1月にインターネットで実施し、関東圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)居住の7000人から回答を得た。

1位は競技会場に近い「豊洲」。2位、3位は開発が計画・進行中の「品川」「東京」がランクインした。4位以降、「渋谷」「新宿」「浅草」「月島」「銀座」「勝どき」と続き、10位はビジネス拠点として価値が高まっている「田町」となった。

将来的に銀座から臨海部をつなぐ地下鉄整備予定 さらに価値が上がる見込み

大規模開発が行われている街では、東京でのオリンピック開催が決定した2013年と比べると、新築分譲マンション価格も上がっている。トップの豊洲は2013年と比べ、新築分譲マンション価格(70平方メートル換算)が約1500万円上昇。2位の品川では、約6000万円上昇している。

豊洲は東京オリンピックの会場が集結する有明エリアにも近い。2020年完成予定の「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」には、「ららぽーと豊洲」や「豊洲公園」、「豊洲シビックセンター」など大規模複合ビルが建設されている。災害発生時の際の帰宅困難者向け一時滞在施設も整備予定。

また、2021年には総戸数1000戸を以上の48階建てのマンションが完成予定となっており、10~20年先には銀座から臨海部をつなぐ地下鉄を整備するという方針を都から発表されている。地下鉄完成後には、豊洲を含む臨海部はさらに価値が上がる見込みだ。

国際ビジネス・文化都市の街作りをしている「品川」「田町」の価値が上昇

2位の品川と10位の田町は、国家的プロジェクトで注目されているエリアだ。国や東京都は、大手町や丸の内と並ぶ街として、品川駅~田町駅周辺を位置づけ、国際ビジネス・文化都市の街作りを目標にしている。2027年に開業予定のリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅は、羽田空港へのアクセスも良い。

7位の月島エリアはタワーマンション街に変化しつつある。9位の勝どきは、駅の拡張工事や、新橋から勝どき、晴海、有明を結ぶバス路線の整備が進行中だ。選手村跡地のマンション「晴海フラッグ」から最寄りとなる晴海五丁目にも、停留所の建設が予定されている。