サイコム・ブレインズは7月18日、男性の育児休暇取得に関する調査の結果を発表した。調査は6月3日~6月24日にインターネット上で行われ、社会人の男女332人(男性179人、女性149人、無回答4人)から回答を得た。
回答者の85%が、男性が育児休暇を「取るべき」と答えた。回答者を30歳以下、31~40歳、41歳~50歳、51歳以上の4つの年代に分けたところ、全ての年代で「取るべき」と回答した女性が男性を上回った。「31~50歳」の女性は91%が「取るべき」と答えている。
「育休を取りにくい雰囲気」は「直属の上司や企業レベルでの啓発活動で改善する」
他の年代で、男女で10ポイント前後の差がついていたのに対し、30歳以下では「取るべき」と答えた男性が80%、女性が82%とわずか2ポイント差となっていた。
男性の育児休暇が普及しない理由を聞いたところ、1位が「男性が育児休暇を取りにくい雰囲気がある」(71%)、2位が「育児休暇は母親が取るものと認識されている」(49%)、3位が「人手不足で仕事から長期離脱することが難しい」(48%)となった。
2位に22ポイントの差をつけた「男性が育児休暇を取りにくい雰囲気がある」について、同社の担当者は、
「当事者や配偶者の『思い込み』である可能性が高いと言えます。これは、企業レベルでの啓発活動や直属の上司が背中を押し、部署内の態勢を整えることで大きく改善します」
とコメントしている。