F1タイヤサプライヤーのピレリは7月16日~17日、シルバーストンでレッドブル・レーシングとウイリアムズとともに行なった2日間のテストを終えたが、10日に行われたテストはセバスチャン・ブエミがコースオフしたために短縮されることになった。
この走行はピレリの2020年の開発プログラムの一環として行われたもので、すべてのチームがシーズン中に1度参加することになっている。
マシンのセットアップは設定されているため変更はできず、またチームによる開発作業も許可されていない。
チームとドライバーはどのコンパウンドのテストをしているかは知らされず、タイヤはピレリのエンジニアだけが分かる特別なコードが付けられている。
レッドブルとウイリアムズがF1第10戦イギリスGP後のテストに指名され、レッドブルからはピエール・ガスリーが火曜日に走行を担当した。
ガスリーは1日で102周の走行を終え、一方でウイリアムズではジョージ・ラッセルが走行を担当して98周の走行距離を稼いだ。
水曜日にはロバート・クビサがラッセルの後を引き継ぎ、レッドブルはリザーブドライバーを務めるブエミがRB15の走行を担当した。
残念ながら最終日の走行は、ブエミが午後にターン1のアビーの高速でクラッシュしたために短縮されることになった。幸いブエミに怪我はなかった。このインシデントがあったものの、この日ピレリの周回数は158周と十分なものになった。
2019年にピレリはあと4回のテストを予定しており、次は9月にポール・リカールで開催される2日間のプログラムにマクラーレンが参加する。
ポール・リカールでは追加のテストが予定されており、残りの開発作業は10月に鈴鹿と、メキシコGP後のアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われることになっている。