京都アニメーション第1スタジオで7月18日に起きた放火事件で、19日午前の時点で33人が死亡、35人が重軽傷を負った。犠牲者の数は、平成以降の放火事件として最悪のものになった。
こうした中、被害を受けた同社を救おうと様々な動きが出ている。ネットではファンらが同社アニメ作品の高画質静止画を購入し、支援に繋げようという呼びかけもある。
『Free!』と『響け!ユーフォニアム』シリーズで112種類のラインナップ
高画質静止画は「京アニショップ!ダウンロード販売専用サイト」で販売されている。1枚216円でダウンロード販売のため、決済後すぐに商品を手元に置くことが出来る。ダウンロード販売であれば、商品の梱包、発送の手間がなく、在庫を切らす心配もない。
京都アニメーションと、関連会社であるアニメーションDoのデジタルペイント室が手がけた名場面画像を、PCのデスクトップ壁紙として使うことが出来る。サイトにあるのは現在『Free!』シリーズ、『響け!ユーフォニアム』シリーズの2つだが、作品のオープニング、エンディング、劇中場面などから合わせて112種類の静止画を選べる。
サイトでは静止画の他に、ファン感謝イベント「私たちは、いま!」のトークイベント音声もダウンロード購入できる。内容は、1つの作品の監督やキャラクターデザイン、プロデューサーなどスタッフが集まり、作品にまつわるエピソードなどを話したもので、1つ540円。『Free!』と『ツルネ-風舞高校弓道部-』で用意されている。『Free!』についてはPCのデスクトップアクセサリーも購入が可能だ。こちらはキャラクター単体では540円、セット販売では2160円と2700円の2種類あった。
事件を巡り多くの著名人や一般人が悲しみや怒りを表明する中、声優の悠木碧さんはツイッターで18日、「私自身がわたしの中で気持ちの整理もつかないまま、公の場でコメントできないなって思った」と、直接的な言及を避けた。同じような思いの人も多いことだろう。静かに悼みたい人の気持ちも、尊重されるものであってほしい。