朝の通勤・通学ラッシュに大混乱が起きた。7月19日、東京都多摩市の京王永山変電所で早朝に発生した火災が原因で、京王線、京王井の頭線、京王相模原線が全線で運転を見合わせた。小田急の永山変電所でも停電が発生し、小田急線多摩線も一時運転を見合わせた。
井の頭線は運転を再開した。京王線は12時時点で、調布駅~橋本駅区間を除いて運行を再開しているが、本数が減っているため混雑は必至だ。相模原線は11時過ぎの時点で、再開の見込みが立っていない。
「今日はもうくたくた」「道路もえげつない混みで、もう仕事したくない」
京王線で通勤した編集部員は、「普段は新宿まで20分くらいなのに、今日は40分くらいかかった」と言う。普段使う9時台の各駅停車の電車は「人がすかすか」だが、今日はとても混んでいた。笹塚駅では、この先の駅で更に混雑が予想されるため、都営新宿線の本八幡駅行きなどを利用するよう促すアナウンスもあったという。
電車が止まり、バスや自家用車を使う人が増えた結果、道路の混雑も普段より酷くなったようだ。ネットでは「京王線のせいで道路もえげつない混みでもう仕事したくない」「今日はもうくたくた」などの声が相次いでいる。
沿線の大学も軒並み影響を受けた。首都大学東京は南大沢キャンパスでの授業について、6時30分頃に1・2限の休講を決定。その後10時頃に、終日休講を決めた。ほかに、日本大学文理学部も終日休講を発表している。本日分の講義は8月2日に行う予定だ。
調布市にある電気通信大学は1・2限のみ休講で、3限以降は通常通り行う。帝京大学八王子キャンパス、中央大学多摩キャンパス、明治大学和泉キャンパスなども同様の対応を取っている。