映画『駅までの道をおしえて』のポスタービジュアル、予告編が公開された。
伊集院静の同名小説をもとにした『駅までの道をおしえて』は、戻ってこない愛犬ルーを待ち続ける8歳のサヤカと、幼い息子を亡くした経験を持つ老人・フセの交流を描いた作品。サヤカ役を新津ちせ、サヤカと心を通わせる孤独な老人・フセ役を笈田ヨシが演じるほか、10年後のサヤカのモノローグを有村架純が担当する。サヤカとルーが共に成長する様子、四季を描くため撮影は1年半の歳月をかけて行なわれた。公開は10月18日。
コトリンゴが手掛けた主題歌“ここ”を使用した予告編では、10年後のサヤカのモノローグと共に、サヤカとルーとの出会いや、サヤカとフセが心を通わせていく様子、滝藤賢一、坂井真紀演じるサヤカの両親の姿などが確認できる。コトリンゴは主題歌に加えて、挿入歌“また会うときは”を映画のために書き下ろした。音楽は原摩利彦が担当。
ポスタービジュアルには「その駅は、ひとりぼっちの2人が信じた小さな奇跡。」というコピーと共にサヤカ、ルー、フセの姿が写し出されている。
■コトリンゴのコメント
主題歌「ここ」はサヤカの背中をそっと押してあげられるといいなと思い、挿入歌「また会うときは」はルーとサヤカを優しく包んでいた光のように音楽が存在できれば良いなと思い、つくりました。監督さんと何度もやり取りをして出来上がったとても思い出深い2曲になりました。
■原摩利彦のコメント
誰にでも一度は訪れる冷たい現実を乗り越え、前へと進んでいくサヤカのまなざしにインスピレーションをもらいました。自分が子どもだった頃を思い出したり、大人になった今の視線で映像を見つめたりしながら作曲していきました。特に最後に流れる音楽には、サヤカが(そして映画を観ている人たちも)この先もずっと思い出と希望とともに歩んでいけるように想いを込めています。