1976年に日本上映された同作は、The Whoが1969年に発表したアルバム『Tommy』を映像化した作品。幼少時に目撃した事件のショックによって、見ること、聞くこと、話すことができなくなり、外界から遮断されたまま成長したトミーが、やがて自由な世界へと解き放たれ、「奇蹟の救世主」に祀り上げられていく様を描いており、アルバムの50周年を記念して再上映される。
主人公のトミー役をロジャー・ダルトリー（The Who）が演じるほか、The Whoのピート・タウンゼント、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーンに加えて、アン・マーグレット、オリヴァー・リード、エルトン・ジョン、ロバート・パウエル、ジャック・ニコルソン、ティナ・ターナー、エリック・クラプトン、ポール・ニコラス、バリー・ウィンチが出演。原案と音楽をピート・タウンゼントが手掛け、監督と脚本を『マーラー』などのケン・ラッセルが務めた。
なお映画の本編は、2012年にリリースされたBlu-rayのHDデジタルリマスター素材と同じものとなる。
