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「究極の隣人トラブル映画」 アイスランド舞台の『隣の影』本編映像

2019年07月18日 19:30  CINRA.NET

CINRA.NET

『隣の影』 2017 ©Netop Films. Profile Pictures. Madants
7月27日公開の映画『隣の影』の本編映像が公開。あわせて著名人コメントが到着した。

『第90回アカデミー賞』外国語映画賞アイスランド代表作で、ジャパンプレミアとなった『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018』国際コンペティション部門で監督賞を受賞した同作は、アイスランドの閑静な住宅街で繰り広げられる些細な隣人トラブルの連鎖によって人々が暴走していく様を描いたブラックサスペンス。

公開されたのは「こんな隣人は嫌だ」と題された4種の本編映像。些細なトラブルが徐々にエスカレートしていく様子が映し出されている。

到着したコメントは、樋口毅宏と松江哲明によるもの。樋口は「究極の隣人トラブル映画!長いこと映画を観てきたが、ここまで引きまくったことはない。オールタイム・ベスト・ドン引き・ムービー!」、松江は「何が起きるか分からない社会に生きているからこそ『隣の影』はリトマス試験紙となる。私はコメディとして観たが、あなたにとってはホラーかもしれない。確実に言えることは、どこかに私たちが映っているということ」とそれぞれ述べている。

また『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018』で審査員を務めた深田晃司は「小さな出来事、小さな行き違いが転がるように大きな事件に発展していく脚本の巧みさと監督の手腕が素晴らしい。その技術の高さもさることながら、悲劇とユーモアが表裏一体で描かれる監督のシニカルな視点がとてもユニークだった。共感を求めない人物造形というのは、作り手の私自身にとても勇気をくれた」と語った。