2020年にエステバン・オコンがメルセデスからF1に復帰することが確実になったと報じられている。
イギリスの新聞『Express』が報じているところによると、22歳のオコンが来シーズンにバルテリ・ボッタスの後任になることは100パーセント確実なのだという。
メルセデスのジュニアドライバーであるオコンは、マノー、フォース・インディア/レーシングポイントでF1レースに出場した後、2019年にルノーに移籍する見通しだった。しかし、ルノーは直前になって、レッドブル離脱を決めたダニエル・リカルドと契約することを選んだ。そのためオコンは、今年はメルセデスのリザーブドライバーを務めている。
「彼は100パーセント、来年レースに出るだろう」と『Express』のコラムニストはオコンについて言及した。「私は情報筋から、彼が来年メルセデスでレースをすると聞いた」
オコンは2020年について次のように語っている。
「僕は誰のことも評価する立場にないけれど、他のドライバーたちより良い仕事をしているドライバーがいるのは確かだ」とオコンは『Top Gear』に語った。
「現時点で(僕のチームは)解決策を見つけようとしている。他の多くのチームとの話し合いが行われているところだ。今のところは話し合いが行われているだけだ。契約が締結されるまで、シートが確保されることはないということを僕は学んでいる」
「でもチャンスはあるだろう。来年何が可能なのか働きかけていく必要があるが、今のところ、状況は正しい方向へ進んでいる」
ボッタスはチームメイトであるルイス・ハミルトンに匹敵するペースを常に発揮しているわけではないが、それでも素晴らしい仕事をしており、2019年に2度の優勝を飾っている。
メルセデスはボッタスに、2020年もチームに残留させるかどうかは8月下旬に判断すると通達したという。
今回の報道と異なり、メルセデスがボッタスをもう1年残留させると考えているF1関係者も多い。その場合、ジョージ・ラッセルは、ウイリアムズでもう1年、F1での経験を積むことになる。そして2021年にメルセデスへの昇格を目指すことになるだろう。
オコンに関しては、来年、ニコ・ヒュルケンベルグの後任としてルノーに加入するという推測も持ち上がっている。