アルファロメオ・レーシングが、テクニカルディレクターのシモーネ・レスタが7月末で離脱し、現在空力責任者の立場にあるヤン・モンショーが後任を務めることを発表した。
フェラーリでヘッド・オブ・ビークルプロジェクト・コーディネーションとしてチーフデザイナーの役割を果たしてきたレスタは、2018年7月、ザウバー(現アルファロメオ)のテクニカルディレクターの役職に就いた。
2019年、フェラーリはライバルのメルセデスからタイトルを奪うことを目標にシーズンをスタートしたが、第10戦終了時点でいまだ未勝利にとどまっている。現状を打開するため、強さを発揮した2018年型フェラーリSF71Hの製作において重要な役割を果たしたレスタを呼び戻すのではないかといううわさは以前から流れており、チーム代表マッティア・ビノットはその可能性があることを認めていた。
アルファロメオを運営するザウバー・モータースポーツは17日、レスタが7月末日でチームを離脱し、8月1日にモンショーがテクニカルディレクターのポジションを引き継ぐと発表した。
フェラーリからレスタ復帰の発表はなされていないものの、いずれは古巣に戻るものと考えられている。