キミ・ライコネンはF1イギリスGPで3戦連続となるトップ10フィニッシュを飾ったが、アルファロメオにとっては決して強力な週末ではなかったと考えている。
ライコネンは決勝レースのほとんどを、中団チームの混み合う集団内で、ポイント圏外を走行していた。
マクラーレンのランド・ノリスが2度目のピットストップを行った際にライコネンはひとつ順位を上げ、次いでセバスチャン・ベッテルがマックス・フェルスタッペンに追突して順位を下げたことにより、さらに繰り上がった。
最終的にトロロッソのアレクサンダー・アルボンのタイヤが摩耗したことで、ライコネンは8位を確保して4点のチャンピオンシップポイントを獲得した。しかしベテランのライコネンにとって、この日曜日は楽なものではなかったという。
「簡単なレースではなかったと言わざるを得ない」とライコネンは認めた。
「マシンのハンドリングは、特にレース後半ではとても良かった。しかしストレートでのスピードが大幅に欠けていて、そのことに制限されてしまっていた」
「最善の選択は、DRSゾーンで誰かの後ろに入り、そこに留まることだった。誰も僕を抜くことができないようにするためだ」
「トロロッソのタイヤが摩耗するのを長いこと待った」
「彼らを後ろに抑えておくのが難しいことは分かっていたが、コーナー付近ではマシンの調子はとても良かった。彼らを十分後ろに抑えておくことができた」
「アルボンを抜いたのはターン15の進入だった。彼が左側のタイヤに苦労するようになっていったから、タイミングを見計らって抜いたんだ」
「それがベストなやり方だと分かっていた。なぜならその前に彼らを抜いていたら、ストレートで抜き返されてしまうからだ。最終的には、とても良い結果になったよ」
ライコネンの週末は、その始まりよりは明らかに良いかたちで終わった。彼は金曜日にエンジントラブルに見舞われ、走行距離を伸ばすことができなかったのだ。
「次戦に向けて、いくつか調査した方がいいことがあると思う。金曜日にエンジントラブルもあり、全体的には難しい週末だった。金曜日にはふたつのパッケージを比較しようとしていたんだ」
「強力な週末だったとは思わないが、まずまずのポイントを獲得することはできた」