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フランスで2000社以上が利用する、オフィス向けランチデリバリーサービス「Dejbox」

2019年07月18日 06:51  Techable

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フランス北部のリールで2014年に創設された「Dejbox」は、オフィスで働く人々に美味しい高品質なランチを届けるオフィス向けフードデリバリーサービスだ。

現在、リール、パリ、リオン、ボルドーのフランス4都市で、カルフール(Carrefour)やミシュラン(Michelin)、アコーホテルズ(Accor Hotels)などの大手企業を含め、2000社以上のオフィスに、毎月20万食以上を届けている。
・美味しいランチを手ごろな価格でオフィスまで配達「Dejbox」は、このサービスに加入する企業で勤務している従業員のみ利用可能。

レストランと同等の品質を担保した美味しいランチを6.90ユーロ(約840円)から購入でき、送料無料でオフィスに届けてもらえる。

毎朝10時30分までにウェブサイトもしくは専用スマホアプリで週替わりメニューから欲しいものを選び、オンライン決済して注文すると、ランチタイムには、商品がチルド状態でオフィスに届けられ、電子レンジで加熱して食べるという流れだ。

「Dejbox」では、フードメニューを絞り込むことで食材費を抑え、調理工程を効率化するとともに、配送ルートの最適化によって物流にまつわる労力やコストを軽減し、リーズナブルな価格を実現している。
・フランスでオフィス向けランチデリバリーサービスが広がる近年、フランスの都市部では、不動産価格の高騰などの影響により、郊外に移転するオフィスが増えており、オフィス周辺に飲食店などが十分に整っていないエリアも少なくない。

フランスでは、「Dejbox」のほか、オフィス専用スマート冷蔵庫型自動販売機「Foodles」など、オフィス向けのランチデリバリーサービスが少しづつ広がっている。

「Dejbox」は、今後、ナンテやグルノーブルなど、フランス国内の他の都市にもサービスを順次展開していく方針だ。(文 松岡由希子)

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