「アリゲーターがドラッグを摂取したら…」と考えただけでも恐ろしいが、そんな危機が迫っていることを知らしめる米テネシー州の警察署のFacebookが話題となっている。アメリカでは依存性が高く、強い中枢神経興奮作用をもたらすドラッグ“メタンフェタミン”を“メス”と呼んでおり、住民らは「アリゲーターズならぬ“メス・ゲーターズ(meth-gators)”の出現も近いのでは?」と恐怖に慄いているようだ。『New York Post』『USA TODAY』などが伝えた。
実際アリゲーターがドラッグを摂取した場合にどのような行動を起こすのかは分かっていないが、『BMC・獣医学研究ジャーナル(BMC Veterinary Research journal)』は犬の場合、発作や下痢、異様な興奮状態が確認されたことを発表している。またオーストラリアのラボで行われたニシキヘビの実験では、皮膚を通して体内に取り込まれた“メス”の解毒には6週間を要したという結果も出ている。このニシキヘビは非常に攻撃的になっただけでなく、フラフラと異様な行動も見られたようだ。さらにイギリスのサフォーク大学が最近行った調査では、サフォーク州の河川に生息する淡水エビからコカインが検出されたという。