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11月開催のWRCリハーサル『セントラル・ラリー』に勝田貴元がトヨタ・ヤリスWRCで出場の噂

2019年07月17日 16:31  AUTOSPORT web

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勝田貴元は今年のフィンランド選手権の2戦にヤリスWRCで出場し、優勝している。WRCドイツとスペインにも参戦するため、もしセントラル・ラリーに出場となった場合はクルマにかなり慣れている状態のはずだ。
6月14日のFIA WMSC(世界モータースポーツ評議会)で正式発表が期待されていた、WRC日本ラウンド『ラリー・ジャパン』のWRCカレンダー入りは既報どおり、残念ながら先送りになった。

 6月末の電子投票によって最終的なカレンダーが決まり、発表がなされるのではないかとも期待されたが、どうやらヨーロッパの開催国の調整作業が難航しているようで、発表はもう少し先になりそうだ。もしかしたら、10月の次回WMSCまで待たなければならないかもしれない。

 しかし、当選確実と見られているラリー・ジャパンの主催者は、来年に迫ったWRC開催に向けて粛々と準備を進めている。

 そして、そのためのテストイベントとして2019年11月7~10日に『セントラル・ラリー愛知・岐阜』(仮)の開催を予定しているが、ここにきて信憑性が高い噂が聞こえてきた。どうやら、トヨタ・ヤリスWRCとヒュンダイi20クーペWRCがここに参戦するようだ。

 ラリーの翌週にはWRCオーストラリアがあるため、おそらくレギュラードライバーの出場はないはず。となると、出場の可能性が高いのは今年のWRCドイツとスペインにヤリスWRCで出る勝田貴元だ。

 貴元はWRCオーストラリアには出場しないため、日程的には問題なさそう。現時点での最有力候補と考えられる。

 ヒュンダイに関しては、選手権の展開次第でドライバーのラインアップを変えているため、WRCオーストラリアに出ないドライバーということになるだろう。

 そうなると、セバスチャン・ローブや、ダニ・ソルドといった超一流どころが参戦する可能性もある。

 また、2020年にラリー・ジャパンが開催となった場合は、今回セントラル・ラリーで使うコースとSSの一部が重なる可能性が高い。そうなると、WRCオーストラリアの前に、各チームのワークスドライバーが日本に立ち寄り、レッキだけ行なっていくようなことも考えられる。

 いずれにせよ、WRCの各ワークスチームがラリー・ジャパンに向けてウォーミングアップを開始していることは間違いなく、今年のセントラル・ラリーはノンタイトル戦ながらインターナショナルな雰囲気に包まれるだろう。

 中部地方のターマックステージをヤリスWRCやi20クーペWRCが激走するシーンを今年中に目撃することができるかもしれない。