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ファーマーズマーケットや独立系食料品店と消費者をつなぐオンラインプラットフォーム「Mercato」

2019年07月16日 19:02  Techable

Techable

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米サンディエゴを拠点とする「Mercato(メルカート)」は、地域のファーマーズマーケットや独立系の食料品店、食品加工業者らと消費者をつなぎ、品質の高い新鮮な食材を配送するオンラインプラットフォームだ。

現在、サンディエゴのほか、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ワシントンD.C.など、米国18エリアで、650以上の事業者が「Mercato」に参加している。
・地元のファーマーズマーケットや食料品店からオンラインで食材を購入できる「Mercato」は、郵便番号を入力すると利用可能な近隣の店舗が表示され、商品を選んでオンラインで決済する仕組み。

青果物や精肉、鮮魚、パン、乳製品、惣菜、酒類など、合わせて約30万種類もの商品を幅広く扱う。

注文はオンラインで年中無休24時間受け付けており、複数の店舗で注文した商品をまとめて届けてもらえる。
・小売業者の顧客開拓や売上増にも貢献米国ではネットスーパーの需要が拡大しており、米市場調査会社「eMarketer」では、その規模が2019年時点の198億9000万ドル(約2兆1500億円)から2023年には381億6000万ドル(約4兆1200億円)に達すると予測している。

「Mercato」は、オンライン決済や商品配送だけでなく、受注管理やカスタマーサービス、マーケティング支援も担うことで、事業者の業務効率化や売上拡大に貢献しているのも特徴だ。

たとえば、ニューヨークのオーガニックスーパー「LifeThyme Natural Market」では、2017年から2018年の1年間で「Mercato」での売上高が3.8倍に増え、店舗全体の売上増にも寄与したという。

ネットスーパーへの需要拡大に伴って、中小規模の食料品小売業者と消費者をオンラインでつなぐ「Mercato」のようなソリューションへのニーズも高まりそうだ。(文 松岡由希子)

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