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レッドブルF1、イギリスGP決勝直前の混乱はリアウイングのひび割れが原因と説明

2019年07月16日 16:21  AUTOSPORT web

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スタート直前に見つかったひび割れは、走行には影響しなかったという
レッドブルF1チームは、シルバーストンでレース前のグリッド上で起きた混乱は、チームのマシンRB15のリヤウイングのエンドプレートに、小さなひび割れが突如発見されたことが原因だったと明らかにした。

 イギリスGP決勝レースのスタート直前、グリッド上ではパニックが起きていた。レッドブルのクルーが、マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのマシンのリヤウイングのエンドプレートを交換していたのだ。

 マシンはまだパルクフェルメ状態にあったため、レッドブルはFIAからの許可を得た後に交換を行なっている。

「チェックをしていたメカニックのひとりがマックスのリヤウイングにひび割れを発見したので、我々は交換の許可を申請した」とレッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーはレース後に説明した。

「次にピエールのマシンの検査があり、同じ箇所にひび割れができ始めているのが分かった。そのため安全上、両方とも交換する許可が下りたので、交換を行なったということだ」

 さらなる予防措置として、クルーはエンドプレートをテープや接着剤で強化した。

「テープでエンドプレートを補強したのではなく、接着剤によって補強した」とホーナーは付け加えた。

 フェルスタッペンとガスリーはこの問題に影響を受けることはなく、チームはレースではウイング部分に関連したさらなるドラマを免れたが、この問題については今週レッドブルの本拠地において、科学的な分析が必要とされるだろう。