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Snow Man、『ZIP!』で生パフォーマンス披露 フォーメーションや個性際立つダンスに見る特徴

2019年07月15日 11:31  リアルサウンド

リアルサウンド

Snow Man

 7月15日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)内で、ジャニーズJr.グループのSnow Manが生パフォーマンスを行なう。事の発端は、7月8日に放送された番組内コーナー「流行ニュース キテルネ!」でリポーターとしてSnow Manのメンバー・阿部亮平がアンパンマンミュージアムをレポートした時のこと。その最後に、阿部から月曜日パーソナリティーの風間俊介へ「来週月曜日、Snow Manが『ZIP!』のスタジオで生パフォーマンスさせていただくことになりました。よろしくお願いします!」とメッセージを送ったのだった。SNS上ではファンも大盛り上がりで、メッセージ後には総合司会の桝太一アナウンサーも「アクロバットも見せてくれると思いますので、楽しみにしていましょう」と期待を寄せていた。


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 こうして、多くの人の注目を集めるSnow Man。実際、彼らのパフォーマンスは見ている人を大いに感心、感動させるものである。例えば、ジャニーズJr.チャンネル内にアップされている「Snow Man @ ジャニーズカウントダウン2018-2019 in 東京ドーム | 『VI Guys Snow Man』『Party! Party! Party!』」を見てみてほしい。冒頭からバク宙を披露し、大きな歓声が挙がっているのが分かる。さらに「VI Guys Snow Man」のサビ前には側転やバク転などを全員で行ない、ステージを盛り上げる。続く「Party! Party! Party!」でもガシガシ踊るメンバーたち。ラストは横一列に揃って全員でバク転。見るべき箇所が非常に多く、“目が忙しい”状態になってしまうのがSnow Manのパフォーマンスだ。


 しかし、同動画時点よりSnow Manは確実に進化を遂げている。2019年1月に向井康二、目黒蓮、ラウールの3人が新たに加入したのだ。突然の出来事だったこともあり、加入当初はファンの間で様々な意見があったものの、間違いなく9人になったことで幅が広がったと感じる。深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、岩本照、阿部亮平の6人で培ってきたキャリアにプラスし、関西ジャニーズJr.の向井、宇宙Sixの目黒、そして弱冠15歳のラウールのそれぞれが持つ個性が合わさることで、新鮮味やグループとしての個性がぐっと増した。パフォーマンスに特化して言えば、現状「9人の群衆で魅せる」というスタイルのグループはジャニーズ内では珍しく、もともとの武器であるアクロバットに加えてグループとしての色がついたとも言える。


■9人だからこそのフォーメーション力


 実際に彼らのパフォーマンス動画を見てみよう。まずは、ジャニーズJr.チャンネル内にアップされている「Lock on! (dance ver.)」。Snow Manは、高身長かつスタイルのいいメンバーばかり。もちろん新しく加入した3人も然りだ。そんな9人が集まることで、圧倒的な迫力と見栄えの良さを生み出している。さらに9人のフォーメーションも見ていて楽しい。前から3人・4人・2人と並んだり、3人ずつ3列に並んだり、逆V字になってみたり。実にバリエーション豊かだ。余分な空間が生まれないがゆえ、華やかさを感じることもできる。


■それぞれの個性が際立つダンス


 さらに、ファンからの人気が高い「Make It Hot (dance ver.)」は「Lock on!」に比べて激しくダンスをする楽曲だが、さすがSnow Man。それぞれにキャリアを築いて来ているがゆえハイクオリティのパフォーマンスに仕上がっている。ここで特筆したいのは、一人ひとりのダンスの個性。例えばラウールは振りの一つひとつが大きく、かつ体をしならせるように使ったり、独特のリズムのとり方をしたりしているように、全員が細かな動きまで揃えることをしていない。だが、彼らがバラバラに見えないのは、曲の要所要所でしっかり動きをシンクロさせることができているからではないだろうか。


 こうしたSnow Manの持ち味が、『ZIP!』の生パフォーマンスでは発揮されるはずだ。彼らならば限られた空間を目一杯駆使してアクロバットも見せてくれるかもしれない。どんなパフォーマンスになるか、今から楽しみである。(高橋梓)