TCRジャパンシリーズの第3戦サンデーシリーズが7月14日(日)に富士スピードウェイにて行われ、金丸ユウ(ホンダ・シビック・タイプR・TCR)がサタデーシリーズに続いて2連勝を飾った。
ウエットコンディションで行われた予選は、サタデーシリーズで最後尾から16台抜きにより今シーズン2勝目を挙げた金丸が2分4秒650でポールポジションを獲得。2番手に松本武士(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)、3番手がマシュー・ホーソン(ホンダ・シビック・タイプR TCR)というトップ3となった。ジェントルマンクラスのトップは、総合5番手の前嶋秀司(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)だ。
決勝レースもウエットコンディションでの開催に。ポールポジションの金丸がスタートを決めて先頭で1コーナーへ向かい、そのうしろでは松本とホーソンが2番手を争うも、オープニングラップでは松本がポジションを守り、最終コーナーでは金丸に迫るが、トップ浮上とはならなかった。
後方では同じく最終コーナーで複数台が絡むアクシデントが発生。Mototino(アルファロメオ・ジュリエッタTCR)が接触でスピンを喫し、マシンにはダメージを負った。
金丸と松本は後続を引き離し、その後方ではホーソンをかわした密山祥吾(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)、篠原拓朗(アウディRS3 LMS TCR)、前嶋による3番手争い、YOSHIKI(アウディRS3 LMS TCR)とポール・イップ(ホンダ・シビック・タイプR・TCR)による6番手争いが繰り広げられた。
レースの折り返しを迎え、コース上の各所でポジション争いが続く。3番手争いを制した前嶋は、徐々に2番手の松本に追いつき始めた。残り時間が4分を切った9周目、前嶋は1コーナーで松本に迫り、その先でオーバーテイクを成功させて2番手に浮上した。さらに5番手の篠原にHIROBON(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)、イップ、YOSHIKIが続く。篠原は一時7番手までポジションを落とすも終盤にポジションを取り戻し、6番手を争った。
トップの金丸はスタートから一度もポジションを譲らず、最終的には後続に13秒のギャップを開きポール・トゥ・ウィンで2連勝を達成し、今シーズン3勝目を挙げた。2位は前嶋、3位には松本が入り、表彰台を獲得。2位の前嶋はジェントルマンクラスを制した。
TCRジャパンシリーズ第3戦富士スピードウェイ サンデーシリーズ決勝結果
PosNo.DriverTeamCarLaps15金丸ユウTEAM GOH MODELSホンダ・シビック・タイプR TCR12233前嶋秀司GO&FUN Squadra Corseアルファロメオ・ジュリエッタTCR12325松本武士Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR12452密山祥吾埼玉トヨペットGreen Braveフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR12519HIROBONBRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTIフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR12622P.イップKCMGホンダ・シビック・タイプR TCR12721篠原拓朗Hitotsuyama RacingアウディRS3 LMS12823YOSHIKIPURPLE RACINGアウディRS3 LMS12910佐藤潤Adenauフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR1210190植田正幸BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMSアウディRS3 LMS121124KENJIPURPLE RACINGアウディRS3 LMS121272YUKE TANIGUCHIKCMGホンダ・シビック・タイプR TCR12137牧野淳NILZZ RacingアウディRS3 LMS121455Mototino55 MOTO RACINGアルファロメオ・ジュリエッタTCR121562塩谷烈州全薬工業withG/MOTION’ホンダ・シビック・タイプR TCR1216101中原英貴Hitotsuyama RacingアウディRS3 LMS121718M.ホーソンKCMGホンダ・シビック・タイプR TCR3
ファステストラップ:
金丸ユウ(ホンダ・シビック・タイプR・TCR) 2'05.267
HIROBON(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR) 2'06.465