これにより、予選はQ1の20分間を最初からやり直すことが決定。オワードの車両の回収を終え、15時より再度予選のスタートが切られた。まずは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒868というタイムを残すと、パロウ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と続いた。
Q1の折り返しを迎える頃には雨足が少し強くなったが、セッション後半になるとQ2進出をかけた2度目のアタックが始まった。しかし各車アタックを行うものの、雨の影響もあってあまり大きなタイムの伸びは見られず。第3戦SUGOで2位に入賞した小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)や、3位に入賞したルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)などの7名と、オワードがQ1で敗退となった。
トヨタ勢とホンダ勢がそれぞれ6台ずつ進出したQ2。7分間のこのセッションも、全車がウエットタイヤを装着してコースへ出て行った。石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1分37秒924でトップに立つと、チームメイトの坪井翔が1分39秒291で2番手につける。その直後には山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分39秒136で石浦と坪井の間に割って入ったが、1分38秒587をマークしたパロウが山本を上回る。
セッション終了間際に坪井が2番手に浮上すると、最後のアタックを終えた関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分37秒791とトップタイムを塗り替えた。さらに野尻智紀(TEAM MUGEN)、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)なども最後のアタックでタイムを更新。その結果、なんと前戦ウイナーの山本がここで姿を消すことに。中嶋、塚越、福住もここで敗退となり、トップタイムは石浦がマークした。