6月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本F3選手権第10戦の決勝レースについて、大会組織委員会は7月11日付けで、レース後に出された抗議の裁定を発表した。この結果、2位となった宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)は失格のペナルティが課され、2位はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)、3位はエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)となった。
この結果、大湯の優勝は変わらないが、2位はフェネストラズ、3位はアーメド、4位は小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、5位は片山義章(YTB by Carlin)、6位は大津弘樹(ThreeBond F319)という順位となった。宮田がマークしていたファステストラップも取り消され、フェネストラズが1分14秒080でファステストラップの1ポイントを獲得している。なお、宮田はポールポジションを獲得していたが、この抗議は決勝後の再車検に対してのもので、予選については対象とならない。
カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sによれば、抗議を受けたのはリヤウイングのメインプレートを翼端板に取り付けるためのサイドプレート(キャンバープレート)で、チームはダラーラの純正のものではなく、コストとパーツ精度を鑑み純正と同様の形状、重さで自作していたが、自作することにより性能で優位になるものではないという。
全日本F3選手権第10戦スポーツランドSUGO 決勝正式結果 Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGrid12大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ252211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース254365エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース255437小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス25358片山義章YTB by CarlinF315/スピース256612大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名258735河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA259851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース2510913三浦愛ThreeBond F314F314/スリーボンド東名2512105M久保田克昭Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス2514R30MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース1711R28M山口大陸タイロクレーシング28号F315/スピース113R7シャルル・ミレッシYTB by CarlinF317/スピース出走せず7R36宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス失格1