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NEWS 増田貴久、風間俊介ら夏ドラマを“支える”役割に ジャニーズ4人のバイプレーヤーに要注目!

2019年07月13日 09:11  リアルサウンド

リアルサウンド

 7月クールの夏ドラマが次々とスタートする。今期も多くのジャニーズメンバーが各ドラマに出演するが、これまでとは少し違った情勢になりそうだ。というのも、主演を務めるジャニーズメンバーがこれまでよりも少ないのである。


参考:増田貴久、『ボイス 110緊急指令室』会見でムードメーカーぶりを発揮 「ガッチガチのジャニーズです」


 2番手・3番手としてジャニーズメンバーが出演する作品と、役どころを改めておさらいしてみよう。まず、7月8日からスタートした月曜21時枠の『監察医 朝顔』(フジテレビ系)。同作には主人公・万木朝顔(上野樹里)の恋人役・桑原真也として風間俊介が出演する。さらに、桑原の同期的存在の刑事にはSixTONES・森本慎太郎。ストーリーをサイドから固めるポジションを2人のジャニーズメンバーが務める。続いては、7月26日より放送スタートとなる『これは経費で落ちません!』(NHK総合)。多部未華子演じる主人公・森若沙名子に果敢にアタックする相手役として、ジャニーズWEST・重岡大毅が出演する。最後は、7月13日より放送スタートする『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)。同作には、主人公である樋口彰吾(唐沢寿明)のバディ・石川透役として、NEWS・増田貴久の出演が決定している。


 これまで、「ドラマに出演するジャニーズは主演で」というイメージがあった。実際今クールも『刑事七人 シーズン5』(テレビ朝日系)で東山紀之、『セミオトコ』(テレビ朝日系)でHey! Say! JUMP・山田涼介、『簡単なお仕事です。に応募してみた』(日本テレビ系)でSnow Man・岩本照、渡辺翔太、目黒蓮、ラウールが、それぞれ主演を務める。しかし今クールは上記のようにバイプレーヤーとして活躍を見せてくれるメンバーが多い。そして昨今では名バイプレーヤーとして評価されるメンバーも増えてきているのだ。


 その筆頭は、風間俊介ではないだろうか。彼は『3年B組金八先生』(TBS系)以降、その確かな演技力が評価され、俳優としての道を歩んできた。猟奇的な役柄にスポットライトが当たることが多かったが、役の幅を広げて近年では好青年役も演じる。主演を務めるだけの演技力を持つ風間だが、彼はバイプレーヤーとして作品に華を添えることが多い。昨今も『下剋上受験』(TBS系)、『陸王』(TBS系)、『西郷どん』(NHK総合)、『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)、『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)などに出演し、変幻自在の演技を見せている。


 そんな風間に続くのは、NEWS・増田。主演を務めることは多くないものの、彼もまたこれまで多くの作品を盛り上げてきている。直近で言えば、NEWS・加藤シゲアキが主演を務めた『ゼロ 一攫千金ゲーム』(日本テレビ系)。主人公・零を貶めようとする中学時代の同級生・山口カズヤを務め、嫌な奴感、小者感を見事に演じた。そこから派生し、Huluオリジナルストーリー『ゼロ エピソードZERO』も誕生。「第1弾 山口カズヤ編」として、零との過去の確執や葛藤などを繊細に演じた。


 そして、若手ジャニーズの中で名バイプレーヤーとして名を馳せているのは、ジャニーズWEST・重岡だろう。デビュー前後から順調にドラマや映画に出演していた重岡。KAT-TUN・上田竜也が主演を務めた『節約ロック』(日本テレビ系)では真面目さとクレイジーさの二面性を持った演技、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)では素直で真面目な青年の演技など、様々な役をこなしている。特に映画『溺れるナイフ』では、飾らない自然な演技に注目が集まり、ジャニーズファン以外からも高い評価を得ていた。


 さらに新進気鋭のジャニーズJr.、SixTONES・森本も『私立バカレア高校』(日本テレビ系)以来、『幽かな彼女』(カンテレ・フジテレビ系)、『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日本テレビ系)、『映画 少年たち』など、着実にキャリアを磨き続けている。まさにこれからに期待が高まる、スーパールーキー的存在だろう。


 こうして、バイプレーヤーとしての活躍も見せるジャニーズメンバーたち。華々しい印象は少ないかもしれないが、各メンバーとも確かな演技力を持っていることは間違いない。そんな彼らが今クールのドラマたちを支える。2019年の夏ドラマ、そんな彼らの個性的な演技がじっくり楽しめる季節となりそうだ。


(文=高橋梓)