レッドブルの次期F1候補とみなされていたダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)の突然の実質解雇で注目どころが多くなったスーパーフォーミュラ第4戦富士。ティクトゥムに代わってレッドブル契約ドライバーのパトリシオ・オワードがスーパーフォーミュラに参戦することになり、ポイントランキングに目を移せば、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が独走態勢を築きつつある。今週末の富士戦の見どころを探った。
「雨が降らないでほしいですね。いつも予選は大事なんですけど、決勝が雨だとレインタイヤも最後まで持つので順位の入れ替わりが起こりづらくなると考えると予選は重要ですよね」と話すのは平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。今季の平川はこれまでの3戦で表彰台を獲得しておかしくないポジションにいながらも、アクシデントやトラブルでチャンスを逃して、ランキングはまさかのノーポイント。
ポイントラインキングに目を移せば、山本尚貴が27ポイントで2位のニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)に11ポイント差を付けてのトップという状況。もし今週末の富士でも山本がリードを広げるような展開になれば、山本の2連覇に向けて独走状態となるだけに、『山本尚貴包囲網』とも言える戦いになるかもしれない。