F1イギリスGPを前に、ランド・ノリスとマクラーレンF1チームが2020年に向けて契約を結んだことが発表されたが、彼は今シーズン中、チームでの将来を一番に気にかけるようなことはなかったという。
マクラーレンは、安定性を重視し、2020年シーズンもノリスとカルロス・サインツJr.という若き才能の持ち主たちによるラインアップを維持することを決めた。彼らはチームの復活と、現在の“中団グループのトップ”の地位の確保に大きく貢献してきている。
19歳のノリスはこのニュースを喜んでいるものの、新契約が自身のパフォーマンスに影響を及ぼすことはないと認めた。
「個人的には、契約関係のことはそれほど考えていない」とノリスは『Reuters』に語った。
「来年もここにいられるというのは良いニュースだ。でも一方で僕は契約のことを心配していなかったし、売り込みや何かをしようともしていなかった」
「良い走行ができるように自信が必要だという感じではなかったんだ。楽しんでいたし、リラックスしていた」
「以前の自分と行動が変わるということもない。『僕は来年もここにいられるだろうか?』なんて、不安に思うようなことはなかったよ」
グランプリレースのルーキーシーズンにおいて、ノリスはより経験のあるチームメイトのサインツJr.と同等のパフォーマンスを見せている。今シーズン9戦終了時点で、ドライバーズ選手権ではサインツJr.とのポイント差はわずか8ポイント差で、4度のトップ10フィニッシュを果たしている。
「こうなるとは予想していなかった」とノリス。
「何の予想もせず、どうなるか様子を見ていこうと思っていた。思っていたよりもうまくいっているのは確かだね。これまでの自分の仕事に満足しているよ」
「けれども自分がいるべき場所に到達するまで、まだまだ多くの進歩を遂げていく必要がある」