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「ナイキ」原宿の旗艦店がリニューアル、アプリ連動でサイズ検索や取り置きが気軽に

2019年07月11日 20:52  Fashionsnap.com

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NIKE HARAJUKU Image by: FASHIONSNAP.COM
「ナイキ(NIKE)」の旗艦店「NIKE フラッグシップストア原宿」が、7月12日に「NIKE HARAJUKU」としてリニューアルオープンする。7月11日の今日、報道関係者向けに内部が公開された。ニューヨークの旗艦店「ナイキ ハウス オブ イノベーション000」で既に導入している公式アプリ「Nike app」と連動したシステムを国内で初めて導入し、オンラインと実店舗をシームレスに繋ぎ、顧客一人ひとりにあった商品の提案および購買体験を提供していく。
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 リニューアル後の原宿店では、店内で希望の商品のバーコードをアプリ内のカメラで読み取ると、在庫状況などの詳細情報を表示。また、店頭での購入以外にオンラインの在庫の取り置きが可能になるほか、店外にいる場合でも原宿店から80km以内であれば、店頭在庫を確認して48時間に限って取り置きすることもできる。ナイキは新機能の導入により店舗での待ち時間削減を図るだけではなく、スタッフが顧客一人ひとりと密にコミュニケーションを取り、ライフスタイルやトレーニングメニューにあった商品の提案に注力できる環境を整える狙いがある。このほかパーソナライズサービスの拡充として、事前予約制のマンツーマンのスタイリングサービスを開始する。
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 店舗のフロア構成については、1階のウィメンズフロアの試着室エリアの広さを従来から約2倍に増床。「試走しているところを見られたくない」という女性顧客のニーズに応え、これまで商品と同じスペースに設置していたテストラン用マシーンを試着室エリア内に移動した。2階はこれまでと同様にメンズのライフスタイル・スポーツ向けのウェアとシューズを展開。快適さを重視し、スニーカーの試し履きのスペースを広く確保した。「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」などバスケットボールカテゴリーの商品を揃える3階には、オンラインカスタマイズサービス「NIKE iD」の店頭窓口を展開していたスペースに、Tシャツやシューズのカスタムサービス「NIKE BY YOU」のカウンターを設置。リニューアルオープンを記念して、Tシャツのカスタマイズ向けにアーティストのとんだ林蘭のイラストを用意している。
 リニューアルに際して、ナイキダイレクト デジタルコマース ゼネラルマネージャーのキャシー・キタヤマ氏は「日本はグローバルのなかでも重要な市場のひとつ。原宿店のリニューアルによって、オンラインと実店舗を両方活用し、よりパーソナライズした購買体験を提供していくことができると考えている」とコメント。今後グローバルでは、ウィメンズカテゴリーへの投資の活発化と、ECサイトと実店舗の購買をシームレスにするサービス拡充の2つを軸に、顧客一人ひとりの要望に対して最適な商品を提案していくという。