舞台『鎌塚氏、舞い散る』が11月22日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。
同公演は、倉持裕が作・演出を手掛ける舞台『鎌塚氏』シリーズの第5弾。冬に上演されるのは今回が初となる。雪山にある別荘を舞台に、女主人に仕える執事の鎌塚アカシと、パートナーのケシキによる上流階級の恋模様を描いたコメディーで、クリスマスシーズンにちなんだ展開が見どころだという。
鎌塚役を演じるのは、これまでに引き続き三宅弘城。ケシキ役はともさかりえが務める。また、第1弾から参加のオリジナルメンバーである片桐仁、広岡由里子、玉置孝匡に加え、初参加の小柳友、岡本あずさ、大空ゆうひらが共演者に名を連ねる。
チケットの一般発売は9月を予定。なお東京公演に加え、大阪、島根、石川、宮城、愛知での上演が予定されている。
■倉持裕のコメント
地道に続けて来て、気付けば『鎌塚シリーズ』も5作目です。これは節目と言えるでしょう。そんなわけで、1作目から続く鎌塚アカシと上見ケシキの、相思相愛ながら一向に発展しない恋も、ひとつの節目を迎えそうです。
他に特筆すべきは、シリーズ中初の「冬公演」だということです。そこで、深く考えず、雪山を舞台に選びました。アカシにスキー板を履かせて、ゲレンデを滑走してもらおうと思います。なんだかちょっと007シリーズみたいになってきました。
■三宅弘城のコメント
2011年に鎌塚シリーズが始まり、今回でついに5作目を迎えることになりました。前作『~腹におさめる』から2年、完璧なる執事鎌塚アカシが帰って参ります。そしてシリーズ始まって以来、初めて舞台は冬。相変わらずアカシは頑固な堅物なのか、それとも少しは柔らかくなったのか。僕自身、アカシを演じられることをすごく楽しみにしています。今までご覧になったことのある方もない方もお楽しみ頂けると思います。劇場でお会いましょう。