ドキュメンタリー映画『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー』が、9月21日から東京・新宿のシネマカリテほか全国で順次公開される。
アメリカのバンドChicagoの1967年の結成から2016年にロックの殿堂入りを果たすまでの約50年にスポットを当てる同作。ギタリストの事故死やリードボーカルの脱退といったメンバー交代劇、頂点からの転落と低迷を乗り越え、現在も活動するメンバーや、脱退した元メンバーの姿などを映し出す。
出演者にはロバート・ラム、ジェイムス・パンコウ、リー・ロックネイン、ダニー・セラフィン、ウォルター・パラゼイダー、テリー・キャス、ピーター・セテラといったバンドメンバーに加えて、プロデューサーのデイヴィッド・フォスター、クライヴ・デイヴィス、The Eaglesの元マネージャーであるアーヴィング・エイゾフが名を連ねる。監督はピーター・パーディーニが務めた。
発表とあわせて予告編とポスタービジュアル、場面写真が公開。予告編にはクライヴ・デイヴィスが「成功は社会現象と言えるものだった」と述懐する場面をはじめ、リー・ロックネインが「彼ひとりの取り分が全収入の51%になっていた」と告白する様子、事故死したテリー・キャスの生前の写真、元メンバーのピーター・セテラの「僕がシカゴを去ったというかクビに近い感じだ」という言葉、ロバート・ラムが「50年もやればバンドも変わるさ。言えるのは――誰にでも代わりがいるってことだよ」と発言するシーンなどが確認できる。
ポスタービジュアルにはChicagoのモノクロのアーティスト写真や「不滅のロックバンド 波乱に満ちた50年」というコピー、また場面写真にはステージに立つChicagoの姿などが写し出されている。