ドキュメンタリー映画『アルツハイマーと僕~グレン・キャンベル音楽の奇跡~』が、9月21日から東京・新宿シネマカリテ、有楽町スバル座ほか全国で順次公開される。
グレン・キャンベルは、『グラミー賞』6回、『グラミー殿堂賞』3回、『アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞』7回など多くの受賞歴を誇り、2017年に81歳で逝去したカントリーミュージシャン。同作では、アルツハイマーを患い、医師からギター演奏を断念せざるを得ないとの忠告を受けていたキャンベルが、2011年に家族と共に敢行した『さよならツアー』に密着した。英題は『GLEN CAMBELL I'LL BE ME』。
監督は『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』の製作を務めたジェームズ・キーチ。出演者には、キャンベルをはじめ、ブルース・スプリングスティーン、ジ・エッジ(U2)、ポール・マッカートニー、ブレイク・シェルトン、シェリル・クロウ、キース・アーバン、ブラッド・ペイズリー、テイラー・スウィフト、スティーヴ・マーティン、チャド・スミス(Red Hot Chili Peppers)、ビル・クリントンらが名を連ねる。今回の発表とあわせて予告編、ポスタービジュアル、矢野顕子のコメントが公開。
■矢野顕子のコメント
小学生の時から彼の歌う曲に心を震わせて来たファンとして、おこがましいが同じ業界の後輩として、何よりも音楽を作る喜びを知っているものとして、認知する力がどんどん衰えていくこの姿を記録させたことに、本人に、そして御家族とスタッフに、本当に頭が下がる。
そして、涙が流れっぱなしだった私は、彼の永遠に渡るファンとなることもできた。