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元F1ドライバーのマーティン・ドネリー、チャリティ参加中の事故により片足切断の危機に瀕する

2019年07月11日 14:41  AUTOSPORT web

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2012年F1第16戦韓国GPでスチュワードを務めたドネリー(右)と、ポール・ディ・レスタ(フォースインディア/左)
元ロータスF1ドライバーのマーティン・ドネリーが苦境に立たされている。彼はの事故に遭い、片足を失う可能性があるのだ。

 1989年にアロウズから代役というかたちでF1にデビューしたドネリーは、1990年にロータスのシートを獲得したものの、スペインで酷いクラッシュ事故に遭い、彼のモータースポーツキャリアを終わらせることになった。

 ドネリーはアイルランドでチャリティーレースに参加していたが、転倒して他のライダーに轢かれてしまったという。不運なことにドネリーは、へレスで重傷を負った方の足に深刻な怪我をしており、手術と感染症に続いて、膝上で足を切断する可能性が現実的なものとなっている。

 そんな55歳のドネリーを支援するために、『GoFundMeキャンペーン』が設立された。

「(マーティンは)F1でお金を稼いではいませんでした。彼は自活しようと毎週指導や彼ができることをなんでもして、がむしゃらに働いていました」とキャンペーン主催者は説明している。

「つい先週、マーティンは『Teenage Cancer Trust』のための募金活動をするために、アイルランド中をモペットで周る旅に出発したばかりでした」

「このイベントの最中に、彼はモペットから落ち、他のライダーに轢かれたのです。この事故で、すでに怪我をしたことのある膝から上の部分を骨折してしまいました」

「マーティンが30年以上努力して維持してきた足を失うという、現実的な可能性が出てきました」

「毎日状況は上向くことなく、悪くなっています。もし良くなったとしてもマーティンは少なくとも3カ月は働くことができません。それに彼には貯蓄がないのです」

 GoFundMeキャンペーンの当初の目標額は10000ポンド(約135万円)に設定されていたが、24時間以内に目標額が達成されたため、キャンペーン主催者は調達額を25000ポンド(約338万円)に増額させることにしたという。