今週末開催されるF1第10戦イギリスGPでは、DRSゾーンが2カ所に戻されることになった。これはFIAとF1の決定によるもので、2018年に導入された3カ所目のDRSゾーンは廃止されることになる。
2018年、F1はオーバーテイクのチャンスを増やすために、ピットストレートから最初のふたつのカーブであるターン1とターン2をカバーする3カ所目のDRSゾーンを追加した。
しかしながら追加したDRSゾーンには、最小限のダウンフォースでターン1の高速の右カーブを通過するドライバーにとって問題があることが分かった。昨年はマーカス・エリクソン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)が適切なタイミングでのDRS使用に失敗し、クラッシュしたのだ。
したがって物議を醸したDRSセクションは廃止され、ウェリントンストレートとハンガーストレートに元々設置されている2カ所のDRSゾーンのみが使用される。