漫才コンビ「オール阪神・巨人」のオール巨人さん(67)が"闇営業問題"について語った。オール阪神・巨人の2人は、お笑いコンビ「キングコング」梶原雄太さんことYouTuber「カジサック」さんが7月10日に投稿した動画に出演した。
オール阪神・巨人はキングコングの大先輩にあたる。カジサックさんが闇営業騒動について言及し、2人に意見を仰いだ。オール巨人さんは、
「闇営業と言われてるけど『闇』と『直』も(ある)。僕ら『直で行く』っていいますよね。それもほとんどほんまにないんですけど、やっぱりそれはまず別に考えてもらいたい」
とコメントした。事務所を通さずに反社会的勢力に営業することを「闇」、同じく事務所を通さないが、相手は反社ではない営業のことを「直」と呼んでいるようだ。
闇営業は「まず行かないのが当たり前」「そういう所で儲けたお金を貰うのは絶対ダメ」
オール巨人さんは出演を依頼されると「吉本を通してって必ず言う」といい、例え知人からの依頼でも「そういう(反社会的勢力)人たちいてないやろな?って必ず聞く」と話す。ただ、以前、写真を撮る際、
「すみません、これおかしな人間いてへんでしょうね、ヤクザいてへんやろなって言うたらちょっと一瞬シーンとなりましたけど」
と驚かれたと言うが、「まず行かないのが当たり前」「そういう所で儲けたお金を貰うのは絶対ダメ」と断言した。"闇営業"で謹慎処分となった宮迫博之さんらは当初、「お金を貰っていない」と嘘をついていた。オール阪神さんは、
「嘘はいかん。あれも最初から申し訳ないけど、みんなに悪いけど嘘は絶対通れへん。嘘を隠そう思たらそれを隠す嘘をつかないかんし、解決策も難しくなって、また問題もでかなるから正直に失敗とか、これはいかんことやなと思うことでも正直に言うた方がいい」
とコメントした。吉本興業を通さずにお金を貰うことについては「(営業に行って)お金を貰うのは当たり前でしょうけど、普通の直で貰うのは、良くもないけど悪くはないと思うんです」と話した。
契約書の有無、芸人によって違う?
また、闇営業問題が話題になって以降、お笑いコンビ「極楽とんぼ」加藤浩次さん、「ハリセンボン」近藤春菜さん、「NON STYLE」石田明さん・井上裕介さんら吉本所属芸人が「事務所と契約書を交わしていない」と発言し、物議を醸した。
一方、オール阪神・巨人さんは「吉本興業と契約をしている」とコメント。「紙切れ1枚」だというが、年間劇場出演数などが書かれており、それに対する契約金を貰っているという。契約金について、
「いちばん最初、2年間で8万円やってん」(オール巨人さん)
「笑うやろ? それも2人で8万円やで」(オール阪神さん)
と明かす。しかしこれは「何十年も前」の話だといい、契約更新のたびに額は増え、現在「ある程度お金くれはる」と語った。なお、この契約制度は島田紳助さんが、「契約してるんやったら契約金もらわな損やん」と始めたという。