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なぜ休業?再開の見通しは?渋谷「トランプルーム」ラストパーティー開催

2019年07月11日 09:12  Fashionsnap.com

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写真左から)TOKYO DANDYのDAN、ヨシロットン、エリーローズ、ベイビーマリー、マドモアゼルユリア、AMIAYA Image by: FASHIONSNAP.COM
7月13日をもって休業する渋谷の多目的パーティーサロン「トランプルーム(TRUMP ROOM)」が、7月10日にラストパーティーの初日を迎えた。ファッション関係者など650人以上が来場し、盛況となった。
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 2007年にオープンしたトランプルームは、無数のシャンデリアや鏡が飾られたデコラティブな内装が特徴で、特に多くのファッション業界人から「青春を過ごした場所」などと親しまれてきた。休業前の4夜連続でラストパーティーを開催している。
 ウェブメディア「TOKYO DANDY」の2人がオーガナイザーを務める初日の7月10日のパーティーには、「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」のデザイナー森川マサノリや、「アンブッシュ(AMBUSH®)」のVERBALとYOONをはじめ、太田莉菜、野村訓市、小木"Poggy"基史、ヨシロットン(YOSHIROTTEN)、ANARCHY、奈良裕也、マドモアゼルユリア、AMIAYA、エリーローズ、ベイビーマリー(Babymary)などが来場。その多くがトランプルームの休業を惜しみながら、ラストパーティーを楽しんだ。
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 トランプルーム オーナーの松村逸夫は一時休業の理由について「2ヶ月ほど家賃を滞納してしまうほど、経営的に厳しかった」と明かす。「昔は若い子たちがこういう場所で出会って刺激を与え合っていたけれど、今はネットで知り合えるし、自己アピールもSNSなどでするようになり人が来なくなった」と時代の変化を捉えており、「うちはお客さんに本当に恵まれた。学生で無名のときから来てくれている人がどんどん有名になって、色々な業界の第一線で活躍している。多くの人が来てくれて本当に嬉しいし、皆と出会えたことが財産だった」とオープンからの約12年間を振り返った。一時休業としているが、見通しについては「お金が集まらなかったらやらない」と話しており、再開は未定だという。
トランプルーム オーナー 松村逸夫