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NEWS 増田&加藤、嵐 松本&大野、関ジャニ∞ 錦戸&安田……クリエイティブなジャニーズコンビ

2019年07月11日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 7月4日に33歳のバースデーを迎えたNEWSの増田貴久。本日11日には同グループの加藤シゲアキが32歳の誕生日を迎える。SNSでは、二人の誕生日の間をとって、“真ん中バースデー”として両メンバーの誕生を祝うファンの声も聞こえてきた。


 今回は増田&加藤の“シゲマス”にはじまり、嵐・松本潤&大野智、関ジャニ∞・錦戸亮&安田章大のクリエイティブなコンビに注目したい。


(関連:嵐 大野智×松本潤、才能に長けた“年上年下コンビ” 互いを尊重しながら困難を乗り越えた絆


■NEWS 増田貴久&加藤シゲアキ
 歌唱力の高さで知られる増田貴久。NEWSの楽曲でも、ラップなどのテクニックを必要とするパートを担当するほか、歌割りにもこだわりを持つ。「このパートを歌いたい」と思えば、それが楽曲の2番であろうが構わないとラジオで明かした。また、増田が手掛けるステージ衣装は、メッセージやコンセプトが込められたものが多い。自身が歌い・踊る立場をよく理解しているからこそのことだろう。


 一方加藤シゲアキはジャニーズとしては珍しい小説家としても活躍中。『タイプライターズ~物書きの世界~』(BSフジ)では、芸人で作家のピース・又吉直樹とMCをつとめ、有名作家と肩を並べて作品について語りあったり、表現や執筆方法について情報交換したりと、作家としての顔をみせる。注目したいのは、二人のソロステージだ。ダンス、衣装、歌い方、照明、ビジュアル……歌のジャンルは違えど、歌の持つ世界観を「どう表現するか」というこだわりにおいて二人は似ている。


■嵐 松本潤&大野智
 大きなドーム会場をダイナミックに移動するムービングステージや、天井のレールを歩く“MJウォーク”など、ファンを驚かせるダイナミックな演出で知られる松本潤。以前、『A-Studio』(TBS系)にゲスト出演した際に、ラスベガスやブロードウェイなどの生の舞台はもとより、落語などあらゆることをヒントに演出の着想を得ていることを明かした。


 演出に魅了されたのは、滝沢秀明の影響が大きく、舞台中だった滝沢に代わって演出を任されたのがきっかけだという。また、海外公演において本番中にトラブルが発生した際に、スタッフに“ガチギレ”したことも明かした。舞台演出に欠かせないのは何よりも安全であること。スタッフの士気が伴ってない場合には厳しく接することも演出としての役割なのだ。


 一方の大野智は、アーティストとしての才能を発揮。草間彌生とのコラボレーションを行ったことでも知られる。大野をきっかけに芸術に触れたファンも多いことだろう。大胆なベタ塗りで力強さを感じたものもあれば、緻密な線の重なりによって生み出された作品、風景に動物を合わせるなどの独創性の高いものと、まったく想像だにしないものが多い。細かなテクニックが織りなして一つの作品になる様子は、絵画からダンスにも通ずるものがある。


■関ジャニ∞ 錦戸亮&安田章大
 関ジャニ∞でボーカル、ツインギターとしてサウンドを支える錦戸亮と安田章大。『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では、アーティストやクリエーターの音楽理論やテクニックに触れるたびに、目を輝かせて聞いているのが印象的だ。


 2人の胸を打つ歌唱力もさることながら、ギターを演奏する時の指や腕、酔いしれるような表情に色気を感じるファンも多いことだろう。楽器を持つ姿も、昔はどこかぎこちなかったが、いまでは自分の身体の一部として操るような、ベテランとしての佇まいを感じる。


 「All you need is laugh」など、二人が共同で作詞作曲を手掛けた楽曲もあり、ツアーのリハーサルと並行して制作を行うなどハードな局面も、家族のような仲間であるメンバーだからこそ乗り越えられているのだろう。


 一昨日、事務所社長であるジャニー喜多川氏の訃報が伝えられたばかりだが、常に新しい演出にこだわり、予定調和よりもハプニングを好む、“ジャニーイズム”を近くで浴びてきた彼ら。今回取り上げたクリエイティブなコンビを筆頭に、物事に対する妥協なきこだわりがグループの魅力、差別化へとつながっていくのだろう。(柚月裕実)