トップへ

勝利で勢いに乗るホンダF1が“ホーム”のイギリスGPへ「ますます士気が高まっている。入念な準備で挑みたい」と田辺TD

2019年07月10日 16:21  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2019年F1オーストリアGP予選 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第10戦イギリスGPに向け、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、前戦オーストリアで勝利を挙げた勢いを維持し、いい戦いをすることを目指していると語った。

 オーストリアGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。ホンダにとっては2006年以来の勝利となった。

 続くイギリスGPの舞台となるシルバーストンは、レッドブルとホンダのそれぞれのファクトリーと近いため、この一戦はホームレースのひとつというべき重要なグランプリとなる。

 シルバーストンはスロットル全開率が高く、パワーユニット(PU/エンジン)のパワーとエネルギーマネジメントが重要なサーキットであり、田辺テクニカルディレクターは、入念な準備を整えて挑もうとしている。

「先日のオーストリアでのレースは、我々ホンダにとってマイルストーンとなるものでした。ファクトリーの仲間たちや家族とのつかの間の喜びの時間を経て、次はイギリスGPに臨みます」と田辺テクニカルディレクター。

「イギリスには多くのチームが拠点を構えていますが、アストンマーティン・レッドブル・レーシングもそのひとつです。 彼らにとってはオーストリアに続いてホームレースとなります。また、我々ホンダもレッドブルと同じミルトン・キーンズにファクトリーがあり、多くの同僚や家族がシルバーストンに応援に訪れてくれる予定です。トロロッソも近郊のビスターに風洞設備を持っていますので、レッドブル、トロロッソ、ホンダのメンバー全員、レースに向けたモチベーションが高まっています」

「シルバーストンはF1カレンダーの中でも伝統あるサーキットのひとつで、ドライバー、ファンの双方に人気のあるトラックです。マゴッツ、ベケッツ、チャペルの複合コーナーのあとにハンガーストレートが続く高速セクションが有名ですが、タイトコ ーナーなどテクニカルセクションも配置されています。オーストリアでの勢いを保ちつつ、入念な準備とともにレースに向かいます」