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染谷将太、『なつぞら』初登場から視聴者を圧倒! 東洋動画に新風を巻き起こす存在に

2019年07月10日 13:02  リアルサウンド

リアルサウンド

染谷将太『なつぞら』(写真提供=NHK)

 グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を自分たち兄弟になぞらえて提案したなつ(広瀬すず)。そんななつに、坂場(中川大志)は「これは君がつくるべき作品です」と言った。「そのために僕が必ず、この企画を通します」の宣言通り、企画は進み、なつたちの短編映画制作がはじまった。


 『なつぞら』(NHK総合)第87話で、坂場はまったく新しい提案をする。アニメーターの原画をもとにストーリーを膨らませようと言うのだ。プレゼンする坂場のまっすぐな目つきから、彼のアニメーションへの情熱が伝わってくる。そんな坂場の提案に、新人アニメーターの神地航也(染谷将太)は「面白い!」と力強く反応した。


【写真】なつと坂場の近く距離


 麻子(貫地谷しほり)は、仲(井浦新)に短編映画制作について相談する。坂場の演出方法に戸惑う麻子に、「(漫画映画の)原点をつくろうと思ってるんじゃないかな」と説く仲。麻子となつを原画担当にした理由については、「お互いに、いい刺激になると思うんだ」と答えた。


 原画をもとにストーリーを膨らませる会議の中で、なつは今までにない『ヘンゼルとグレーテル』の物語を提案した。堀内(田村健太郎)は否定的だが、神地は「面白い!」と力強く反応し、柔軟な発想で、なつの提案を膨らませていく。新人ながら、その場で躍動感のある絵を描きあげ、その場にいる人々を魅了する神地。「すごい、面白い!」と話すなつの表情はワクワクしている。麻子だけが不安げな表情を浮かべていた。


 会議のあと、神地は1人黙々と絵コンテを描き連ねていた。その一心不乱な姿と完成度の高い絵コンテに、堀内と三村(渡辺麻友)は唖然とする。その後、神地はカフェにいるなつたちのもとへ行き、絵コンテを手渡した。イキイキとした絵コンテになつたちは夢中になる。神地は麻子の描いた魔女のキャラクターが好きだと話す。「麻子さんの絵が、神地さんを動かしたんですよ」というなつに、麻子は素っ気ない態度をとるが、麻子が麻子らしいぶっきらぼうな表情で照れているのが可愛らしい。


 新しい挑戦に対して「怖いけどワクワクすると思うんです」と話したなつ。神地というキャラクターも加わり、なつの短編映画制作は、ますます盛り上がりを見せていきそうだ。


(片山香帆)