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TOKIO 国分太一、ジャニー喜多川を追悼 出会ってからの31年と病室での3週間振り返る

2019年07月10日 11:41  リアルサウンド

リアルサウンド

TOKIO

 ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川が7月9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため東京都内の病院で死去した。87歳だった。


(参考:ジャニー喜多川の“個人の成長を信じる”という哲学 男性アイドルの礎築いた功績を振り返る


 それを受け、『ビビット』(TBS系)のメインパーソナリティ・TOKIO国分太一は、「この顔は一番ジャニーさんが嫌がっていると思うんですけど」と涙ながらにジャニー喜多川への思いを語った。冒頭、少しの間涙で言葉につまりながらも「気持ちの整理がつかないまま番組の時間がきてしまいました、こんなつもりじゃなかったんですジャニーさん」と嗚咽まじりに語り、ジャニー喜多川と出会ってからの31年間を振り返った。


「ジャニーさんにはエンターテインメントの素晴らしさ、この仕事の魅力、難しさ、たくさんのことを教えてもらいました。この番組を始める時も非常に迷いました。でも僕の心の中にはジャニーさんがいつも言っていた”YOUやっちゃいなよ”という言葉がずっと胸の中にあります。これは色んなことをチャレンジしているジャニーズ事務所のタレント全員が持っている言葉です。”YOUやっちゃいなよ”という言葉で新たな挑戦、そしてチャレンジをできるようになったんだと僕はそう思っています。本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました。」とジャニー喜多川への感謝の言葉を述べた。


 国分が訃報を受けたのは昨夜20時頃。顔を見て、触れた際は涙は出なかったが、ジャニー喜多川の功績をVTRと共に振り返ると改めて偉大さを感じたと語った国分。昨夜の病室では、駆けつけたジャニーズタレントは近藤真彦の周りに集まり、「すごかったね、魅力ってなんなんだろうね」と思い出話など話が尽きることがなかったという。


 病室には3週間の間、1回11時間も再生時間がある、新旧歴代のジャニーズの曲が流れるプレイリストが1日2回かかるようになっており、モニターにはこれまでのコンサート映像が流れていたという。最後もタレントに見送られ、息を引き取ったとのことだ。


 国分は、「11時間でまとめましたけど、それ以上の苦労と闘い、受け入れてもらおうと頑張ったジャニーさんの時間。日本の男性アイドルのエンターテインメントを確立したのは間違いなくジャニーさんだけですよね。頭に思い描いていたものを形にすることのできる人ってそういないと思うんです」と改めてジャニー喜多川の偉大さを語った。(向原康太)