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夫婦危機を迎えやすいのは結婚後「15年以上35年未満」と「50年以上」 円満のコツは「共通の趣味を大切にする」

2019年07月10日 07:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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エアトリは7月8日、「夫婦関係」に関する調査結果を発表した。調査は今年6月にネット上で実施。20代~70代の既婚男女1076人から回答を得た。

現在の夫婦の仲について「とても良い」と回答した人は、結婚「5年未満」では68.2%だったが、年数が上がるにつれて徐々に「普通」の割合が増えた。

「やや悪い」「とても悪い」と回答した人は結婚年数が「15年以上」から急激に増加していて「35年未満」まで10%以上をキープしている。「35年以上40年未満」では一旦4.7%まで下降しているが、「50年以上」では再度10.4%まで急激に上がっている。

退職後は「終日顔を突き合わすのが苦痛」という声も

夫婦の退職有無別で見てみると、「やや悪い」「とても悪い」の割合が一番高かったのは「夫は働いているが自分は退職している」妻(15.9%)で、次は「どちらも就業中」の妻(9.9%)だった。男性が働いている時期の方が女性は仲が悪いと感じていることがうかがえる。

夫婦いずれか、あるいは両方が退職している人に、「2人とも働いていた時と比べて夫婦仲はどうか」を聞くと、男女共に「働いていた時の方が仲良し」の回答割合が高くなった。

「働いていた時の方が仲良し」と回答した人からは

「終日、顔を突き合わせているのが苦痛になる。お互いに遠慮が無くなり、言いたいことなど遠慮なく言いあう。相手を重んじることが少なくなる」(70代・男性・2人とも退職済み)

というコメントが寄せられた。また、「退職後の方が仲良し」と回答した人からは

「お互い時間が出来て、ゆったりした、関係が続いています」(60代・男性・2人とも退職済み)

といった声が挙がった。

仲が良い夫婦の共通の趣味 1位「旅行」2位「食べ歩き」

夫婦で共通の趣味がある人では、56.7%が「夫婦仲がとても良い」「やや良い」と答えた。一方で、共通の趣味がない人では、「とても良い」「やや良い」と答えたのはわずか20%で、大きな差が出た。

「とても良い」「やや良い」と答えた人に「夫婦の共通の趣味」を聞くと、「食べ歩き」(60.7%)を30ポイント以上上回り、「旅行」(92.2%)が断トツで1位だった。旅先で美味しい食事をしたり、共に美しい風景を見て気持ちを共有することは夫婦仲にも密接に関わっていることがうかがえる。

夫婦円満のコツとしては、

「無視せず、過干渉せず、お互いのペースを尊重」(60代・男性)
「個の時間を大切にしつつ、共通の話題や趣味をいつまでも大切にする。お互い家でリラックスできる時は、好きな物を食べたり飲んだりして会話をする」(40代・女性)

といったアドバイスが寄せられた。