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ブラック企業のドケチ経営者「管理職を手取り10万円で雇う」「出張費は自腹。カードローンで捻出し、信用情報もブラックに」

2019年07月10日 07:10  キャリコネニュース

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ブラック企業の特徴のひとつは、給料をはじめとした「お金」が従業員に払われないことだ。残業代や休日手当はもちろん、中には出張費の自腹を強要するケースもあり、従業員を経済的に苦しめている。

キャリコネニュース読者からは、金払いの悪いドケチ経営者に対する怒りの声が寄せられている。管理・事務職の40代女性は、元勤務先に転職してすぐ求人詐欺だったことに気がついた。基本給が違っていたからだ。

「お給料は求人票に記載された額よりも低くて、手取りで10万円ですよ。管理職なのに……。ボーナスもありません」

これだけでなく、業務で必要な資格試験の受検料は、自己負担だった。

「客先からの入金額によって、給料日直前に給与額を下げるんです」

技術職として働く30代男性は、以前の職場について「社長の取り分を増やすため、給料が減額されていました」と不満を漏らした。

「客先からの入金額によって、給料日直前に給与額を下げるんです。社長は『今回は単価が安かったから』と平然と言い放つくせに、毎晩飲み歩いて遊んでいます」

同じく技術職の30代男性は、出張費を請求したところ、「お前に払う金は無い!甘ったれるな!」と暴言を吐かれ、自腹を切るはめになってしまった。しかも出張は毎週ある。新幹線移動もあり、すべて負担すると額は高かったはずだ。

「交通費と宿泊費の自腹分は、カードローンで借金をして捻出しています。借入額が雪だるま式に大きくなり、最低賃金以下レベルかつサービス長時間残業の給料では返済ができません。先日はやむをえず滞納してしまいました」

この現状を、「ブラック企業で働くと、自分の信用情報もブラックになります」と嘆いている。

有休が取れない、休日手当が出ない、パワハラの三重苦なのに手取りは8万円

技術職の50代男性は、会社が「定休日は0日」を掲げたため、無休で働いていた。休む従業員に向ける上層部の目は厳しく、「月に2度休むと犯罪者扱い」という状況。しかし幹部社員たちは自分に甘く週に3回、経費でキャバクラ通いを続けているという。

「会社のお金で遊び呆けているのに、翌日は二日酔いで欠勤か重役出勤ですよ。給料はどんぶりで、明細もくれません」

また、男性が退職時には「道具の弁済」との名目で、給料が減らされていた。男性が自腹で購入した工具もむりやり没収したといい、トップの横暴さが目にあまる。

販売・サービス業の40代女性は、有休が取れない、休日手当が出ない、パワハラという三重苦にあえいでいた。その環境で耐えて働いているのに、手取りは8万円。38度の熱があっても支店長から出勤を強いられたこともあり、我慢の限界を迎えて女性は退職した。

キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」や「年収と貯金に関するアンケート」を募集しています。